時短エクセル(第44回)1日のスケジュールをExcelの円グラフで表す

パソコン スキルアップ

公開日:2021.07.05

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 1日のスケジュールは円グラフで示される場合も多いだろう。これをExcelで作成するには、少し工夫が必要になる。スケジュールを円グラフで、時間軸をドーナツグラフで表し、その2つを重ね合わせるのだ。ポイントは“グラフを回転させる”こと。早速作成方法を解説していこう。

※当記事では練習用のサンプルファイルがダウンロードできます(ページ下部)

スケジュールの内訳を円グラフにする

 まずはスケジュールの内訳を表にして、それを円グラフにしよう。24時間を360°として割合を配分する。例えば朝食が1時間なら24分の1なので、1÷24で約4.2%だ。

 最初にスケジュール、開始時間、終了時間、所要時間を表にする。開始時間と終了時間は自分が見たときに分かりやすくするために記載するが、実際に円グラフで利用するのはスケジュールと所要時間のみだ。所要時間の合計は24になるようにしておく。また、後述するが、できれば0時に近いスケジュールから書き始めるのがよい。日中に仕事や活動をしているなら、「睡眠」から書き始めるとよいだろう。

スケジュール、開始時間、終了時間、所要時間を表にする

 

では、これをグラフ化しよう。表の「スケジュール」と「所要時間」を範囲選択し、「挿入」メニューの「グラフ」グループから「円グラフ」を選択する。

スケジュールごとの所要時間の割合を示す円グラフが表れる

 

 列AとDのように、表の中の離れた場所を指定する場合は、まず「スケジュール」部分をドラッグして範囲指定し、「Ctrl」キーを押したまま「所要時間」部分をドラッグする。

「Ctrl」キーを使うと、離れた場所にある項目を同時に選択できる

 

円グラフの書式を整える

 次に、この円グラフの書式を整えよう。まずはグラフタイトルと凡例を削除する。クリックして枠を表示し、「Delete」キーを押せば削除できる。そして、円グラフの中にスケジュール内容を表示する。

グラフ右上の「+」マークをクリックし、「データラベル」→「その他のオプション」と選択する

 

画面右にデータラベルの書式設定画面が表示されるので、「分類名」にチェックを入れる。そのほかのチェックは外す

 

分類名が選択された状態で書式設定画面の「塗りつぶし」で「塗りつぶし(単色)」を選び、薄い水色などの見やすい色にする

 

グラフの枠線をドラッグして大きさを整える

 

時間軸のドーナツグラフを作成する…

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執筆=内藤 由美

大手ソフト会社で14年勤務。その後、IT関連のライター・編集者として活動。ソフトウエアの解説本、パソコンやスマートフォンの活用記事などを執筆、編集している。

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