ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2019.03.07
知的生活の設計
堀正 岳 著
KADOKAWA
「知的生活」のススメです。不確実な世界で人生を有意義なものにするには「知的生活」を送ることです。それが10年後の自分を支えるとして、具体的な方法を教えてくれます。「知的」という言葉が、アカデミックなものを連想させますが、決して難しいことではありません。趣味や読書、映画鑑賞など、気になることをブログなどにまとめ続ける生活を推奨するものです。
継続することで、発想力や洞察力、そして自分にしかできない編集力が身に付きます。これがやがて、生きる力につながります。そんな「知的生活」を始め、続ける上で必要なことが書いてあります。
本書の特徴は、徹底して具体的なことです。冒頭で「知的生活」の定義と意味を解説した後は、徹底して「知的生活」をスタートし、続ける方法を解説していきます。
例えば、テーマの選定から、作業時間の設計、アウトプットの方法や秘訣、振り返りのタイミングと方法など、著者を含めた実践者の実例を交えながら解説していきます。
さらに、書斎の設計や習慣化の方法、お金の話や10年後の人生設計まで解説します。著者がライフハックの人だけに、その過程でさまざまなツールやアプリも紹介します。まさに本書1冊で網羅しています。
構成も工夫されていて、内容が83の戦略として、簡潔に書かれていきます。必要な箇所を興味や必要性に応じて拾い読みもできますので、分厚い本ですが、読書に不慣れな人でも読みやすいと思います。先の見えない時代だからこそ、不安を感じながらも対処法が見つけられず、ボーッと生きてしまいがちです。これを反省し「何か始めてみたい」と考える人にお勧めします。
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執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
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