使わないと損をする!補助金・助成金獲得法(第1回)「補助金」を勝ち取る4のステップ

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公開日:2015.09.25

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 企業を運営していくには、人材の確保、設備投資、仕入れ資金など、さまざまなコストがかかります。設立当初には多額の初期投資を行う必要がありますし、その後も常に運転資金を用意しなくてはなりません。

 そんな資金確保に活用したいのが、国や地方自治体、公共団体の補助金や助成金です。補助金や助成金の種類は数多く、申請・受給条件もさまざまです。申請して受け取るには、知識とノウハウが必要です。

 2回に分けて、補助金・助成金のことを中小企業向けに分かりやすく解説していきます。第1回は補助金について、第2回は助成金をご紹介します。

補助金と助成金は何がどう違うのか?

 そもそも助成金と補助金の違いをご存じでしょうか。どちらも国や自治体などから、資金・経費の一部を支給してもらえることは変わりません。補助金と助成金の違いは、各機関の審査や受理されるための難易度にあります。

 まず、助成金は該当要項を満たしてさえいれば、申請するだけで誰でもほぼ確実に受給が可能です。例えば、高齢者や障害者などを雇用する場合に受給できる「特定求職者雇用開発助成金」などが代表例です。

 一方の補助金は、項目を満たすだけではなく、その事業や内容において補助金の支給を受ける必要性をアピールしなくてはなりません。例えば、2015年度には、中小企業の経営革新のために「ものづくり・商業・サービス革新補助金」の公募が行われていますが、経営革新の内容をアピールすることが必要でした。

 また、補助金の場合は、支給された事業に対してきちんと使ったという証明のため、書類整備が必要になります。その後、会計検査院の検査が入ることもあります。全体的に助成金よりも補助金の受給は難易度が高いといえるでしょう。

 補助金と保証金の違いをまとめると、以下のようになります。

<補助金>
・条件を満たしても受給できるとは限らない
・会計検査院の検査が入ることもある

<助成金>
・条件さえ満たせば誰でも受給できる
・会計検査院の検査は基本的にない(ただし、まれに検査が入ることがある)

 それでは「補助金」を勝ち取るためにはどうしたらよいのか、そのためのテクニックを4つのステップで紹介します。

ステップ1:受け取り可能な補助金を知る…

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執筆=鮎川 大

関西で活動する営業出身のフリーライター兼ディレクター。ビジネス系のコンテンツを中心に、医療・ファッション・食品・HPのトップページなど幅広い分野に精通。またサイトの運営・管理から外注のディレクションまで一貫して請け負い、コミュニケーションを重視するのが特徴。

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