オフィスあるある4コマ(第45回)
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公開日:2022.04.07
一瞬で心をつかみ意見を通す対話力
ひきたよしあき 著/三笠書房
コミュニケーションの本です。新しい対話力が求められる時代に不可欠な対話の具体的な方法を紹介します。リアル、リモートを問わず、自分の思いを言葉にして、相手の心を揺さぶります。読めば共感力を高め、理解を深める話し方が分かります。さらに、相手の満足を引き出す意見の通し方も学べます。相手をやる気にさせて、アクションに移してもらうことができるようになります。
著者は、博報堂でキャリアを積み、ビジネススクールの教壇に立ち、オンライン学習の配信講義にも取り組んでいる人です。そんな著者に学ぶことで、相手の心に届く話し方が身に付くはずです。
リモート会議や面談が突然現れ、あっという間に当たり前になりました。そこでは旧来のメソッドは通用しません。かといって新しいやり方だけでも不十分です。対面もしっかり残っているからです。そんなわけで、今求められているのは、リアルとリモートを使い分ける、ハイブリッドな対話力です。本書はそれを教えてくれます。
はじめに新しい対話の時代について解説します。その上で、対話が弾む関係づくりの具体的な方法を教えます。例えば「やる気スイッチをONにする」「相手を具体的に動かす」「次の対話につなげるコツ」という具合です。いずれも、リアルでも、リモートでも通用する方法です。読めば、人との接し方が変わるはずです。そして、どんな場面でも、相手の心に届く話し方ができるようになるはずです。
話し方の本はたくさんあります。でも、多くはブレゼンや商談などフォーマルなコミュニケーションを想定しています。社内の打ち合わせや雑談などよりカジュアルな対話を想定したものは多くありません。しかし、実際はカジュアルな会話の機会のほうが、圧倒的に多いといえます。その分、自分の印象や評価を決めてしまうなど、影響力が格段に大きいといえそうです。
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執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
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