脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第82回)
ブルーライト対策にはうな重?
公開日:2019.02.21
今や最もポピュラーな連絡ツールの「LINE」だが、なりすましや詐欺、やり取りの煩わしさなど、ネガティブな面もよく話題に上がる。それ故、「使わない主義」を通す人もいる。筆者も最近、友人といとこをLINEに誘ったが、「そのうちね…」と、断られてしまった。
臆する気持ちは分からなくはないが、「食わず嫌い」はもったいない。実はLINEには、友だちや家族とのやり取り以外にも、時事やIT、スポーツ、芸能などのニュースをLINE上でチェックできたり、おトクな情報やクーポンをゲットしたりできる。そればかりかデリバリーを頼めるし、気になるアーティストのチケットを予約できるし、トークで悩み事を相談したり、占い師さんに占ってもらえたり、役立つサービスがいっぱいある。
これらは基本的に、見たい情報や使いたい機能(公式アカウント)を見つけて「友だち追加」するだけ。いつものトーク画面と同じ使い勝手で操作もラクラクだ。
そんな便利なLINEの機能やサービスを使わない手はない。昨年追加された新サービスをはじめ、お薦めのサービスの紹介しよう。
専門家に悩み事をトーク上で相談できる「トークCARE 悩み相談」は、LINEで24時間365日、いつでも専門家に悩みを相談できるサービスだ。自身の悩み事はなかなか誰にも言えずに困っているもの。そんなときに“友だち追加”しておけば、好きな専門家を選んで、トークもしくは電話で悩み事を相談できる。1分100円程度。初期登録時は10分の無料チケットが付いてくる。
「LINEトラベル」は、約250社から集めた最安値で旅行が予約できる。LINEトラベルを“友だち追加”。航空券検索、ホテル検索、ツアー検索の3つの中から選んで条件を入力すると、検索結果が表示される。「予約」ボタンから最安値での予約が可能だ。行き先が決まっていないときは、人気エリアやランキング情報も参考になる。
100円からさまざまな生活シーンをサポートする保険にいつでも簡単に加入できる「LINEほけん」は、なかなか重宝しそうな保険がいっぱい。コンサートやスポーツ、演劇などの、チケット購入から会場入場までスマホだけでOK、という「LINEチケット」も、今後、何かと役立ちそうだ。
「LINEショッピング」には、商品名が分からなくても、写真や画像で商品検索ができる「ショッピングレンズ」機能が新たに追加された。検索窓の右にあるアイコンをタップ、写真を撮るか、既存の写真から選んで、検索結果から商品を購入できる。
LINE上で遊べる「LINE QUICK GAME」は、1人でも友だち同士でも楽しめる。LINE QUICK GAMEを追加、クイズやナンプレ、たまごっちなど、好きなゲームを選ぶ。選んだゲームそのものも友だちとして追加され、トーク画面からすぐに遊べる。
そのほか、資産運用データや日々の支出入状況を一元管理する「LINE家計簿」、AIアシスタント「Clova」搭載のスマートスピーカーのさらなる機能強化など、LINEの発展は止まらない。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
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