脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第83回)ネット時代の「辞書」は危ない!?

デジタル化

公開日:2024.11.20

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 システムへアクセスする度に求められるパスワード入力。良くないのは分かっていても、つい同じパスワードを使い回す。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回はパスワードを悪用する「辞書攻撃」だ。

「社長、先日ログインパスワードを変更いただくようお願いしましたが、もうお済みでしょうか?最近は辞書攻撃も心配ですし、パスワードは定期的に変更をお願いします」(総務兼IT担当者)
「最近はハッカーも辞書を引いて攻撃するのか。勉強家だな」(社長)
「ハッカーをほめてはいけません。単語や人名の入ったパスワードを辞書のようにリスト化し、そのリストを元に不正アクセスするんです」
「それは油断ならないな。具体的にどんなパスワードが危険なんだ?」

パスワード突破を狙う辞書攻撃

 辞書攻撃とは、パスワード認証を突破するための手法の一つです。攻撃者が一般的によく使われるパスワードのリスト(辞書)を用いて、コンピューターによってパスワード認証への総当たり攻撃を行います。突破に成功したパスワードは、違法な情報がやり取りされるWebサイトで売買されることもあります。

辞書攻撃ではパスワードに用いられやすい単語をリスト化し、順番に入力することでログイン画面の突破を試みる

 

Q 辞書攻撃ではどのようなパスワードが狙われやすいのですか。

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執筆=山崎 俊明

【MT】

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