ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2017.03.02
会社に「残れる人」と「捨てられる人」の習慣
海老一宏 著
明日香出版社
仕事術の本です。会社の期待に応え、成果を上げながら、自らも成長する人材をめざします。それができれば、今の会社で出世することができ、他社からも声がかかるようになります。
反対に「会社の足を引っ張る社員」と思われてしまうと、出世は遅れ、処遇も改善しません。それどころか、どこかで「戦力外通告」をされ、会社から放り出されてしまうかもしれません。そうならないために、社員は「何を考え、何をすればいいのか」「どんな風に仕事や会社と関わればいいのか」――その辺りについて人材のプロが教えてくれます。
意外なことに「仕事ができる」と「使えない」人の差は、ほんのわずかということです。違いは、ちょっとした気遣いと努力、行動で決まると著者は言います。そのカギを握るのが、日々の習慣です。これを見直すだけで「会社に必要な人材」に変わることができます。それを、分かりやすく教えるのが本書です。
構成は「会社で必要とされる人」と「そうでない人」を対比して、何をすべきか、どう考えるべきかを、50の項目としてアドバイスしてくれます。人は、意識を変えるだけで与える印象を変えることができます。今は「足手まとい」でも、本人の意識さえ変われば、すぐに会社に不可欠な人材になることができます。
「今ひとつ、会社から評価されていない」と感じる方、「もっと、会社から評価されたい」と思う方はもちろん、自社の人材に不満を感じている経営者や幹部社員にも、一読をお勧めします。
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執筆=藤井 孝一(ビジネス選書WEB)
ビジネス書評家、読者数5万人を超える日本最大の書評メールマガジン『ビジネス選書&サマリー』の発行人。年間1000冊以上の書籍に目を通し、300冊以上の書籍を読破する。有名メディアの書評を引き受けるほか、雑誌のビジネス書特集でも、専門家としてコメント。著書は『読書は「アウトプット」が99%』(知的生きかた文庫)のほか、『週末起業』など、累計50冊超、うちいくつかは中国、台湾、韓国でも発刊されている。
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