強い会社の着眼点(第21回)ハッカーたちは休日がお好き?長期休暇明けは特に注意

脅威・サイバー攻撃 時事潮流

公開日:2025.02.03

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 年末年始などに代表される長期休暇は、多くのビジネスパーソンが休みを取る。長期休暇が可能なカレンダーのめぐり合わせの年や、製造業など計画的に休暇を組み入れる企業に勤めている場合には、9連休、10連休といった大型連休を楽しむ人も少なくない。こうしたビジネスパーソンにとっての至福の時間は、サーバー攻撃を仕掛ける悪意あるハッカーなどにとっても絶好の攻撃のチャンスになることをご存じだろうか。

年末年始など、一般的に長期休暇明けはサイバー攻撃が増加傾向に

 情報処理推進機構(IPA)は、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始休暇などの長期休暇のセキュリティ対策について警鐘を鳴らす。なぜなら、「長期休暇の時期は、システム管理者が長期間不在になるなど、いつもとは違う状況になりがち」になるからだ。

 システム管理者がいなかったり人手不足だったりする長期休暇期間中にセキュリティインシデントが発生すると、対応の遅れや、想定外の事象に発展したりする。思わぬ被害が発生したたり、休暇後の業務継続に影響が及ぶ可能性があるというわけだ。

 攻撃者側も闇雲に攻撃を仕掛けているわけではなく、効率的に仕事をしようとしている。長期休暇で守りが手薄になっている企業や組織ならば、平時よりも仕掛けたわなに気づかれるまでの時間が稼げることもある。対策チームが稼働するまでに余裕があれば、多くの情報を窃取したりランサムウエアの種を仕掛けたりしやすくなる。

セキュリティ対策が手薄になることや、“心のスキ”を攻撃者は見逃さない…

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執筆=岩元 直久

【MT】

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2025年2月13日(木)①14時00分〜15時00分 ②18時00分~19時00分

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