ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2022.11.07
「ピンチはチャンス」だとよく言われる。励ましの意味で使われることもあるが、合理的にそう考えられることもある。開業や移転を考えると、コロナ禍の今は実はチャンスでもある。コロナ禍で廃業が増える中、どうしてそう言えるのか。それは開業や移転を有利に進めることができる条件がそろっているからだ。
ビジネスプランを持っている人が、開業や移転を考える際にまず行うのが“物件探し”だ。コロナ禍で廃業が目立つ現在は物件の空きが出ていて選択肢は多い。しかも、家主が家賃収入を確保したいと考えているために、有利な賃貸契約の条件を引き出せる可能性がある。
物件を借りてスタートするためには元手が必要だが、資金調達という面でも今は有利な状況にある。地域創生を目的とした都道府県が主体となって創業や開業を支援する制度や日本政策金融公庫などでも新規開業資金の融資をしていて、コロナ禍の今は利用しやすくなっている。既存事業の継続についてはさらに多くの補助金制度があり、移転もしやすい。
実はこうした状況は30年ほど前にもあった。バブル崩壊直後のことだ。それまでわが世の春を謳歌(おうか)していたバブル企業が次々と消えていく一方で、新たに事業を立ち上げたり、事業再建に取り組んだりするには有利な条件が生まれていた。今の状況はその時と似ていると言える。
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執筆=高橋 秀典
【MT】
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