LINEは、コミュニケーションの取りやすさが最大のメリット。その半面、送り間違いも起こしやすい。彼女に送るつもりのメッセージを上司に送ってしまった…。これは絶対にしたくない間違いだ。ここに上司の悪口を書いていたりしたら、進退問題にも発展しかねない。
間違ってメッセージを送ってしまうことを、ネットスラングでは「誤爆」と呼ぶ。友人同士ならまだしも、仕事関係者への誤爆は絶対に避けなければならない。誤爆を防ぐテクニックを紹介しよう。
トーク画面を開いたまま画面をオフにすると、バッグの中で画面がオンになってしまい、意味不明なメッセージを送ってしまう可能性がある。また、開いたままだと、相手を確認せずにメッセージを送ってしまうかもしれない。トークが終わったら、特定相手とのトーク画面のままではなく、少なくともトーク一覧の画面に戻しておく習慣を付けよう。そうすることで、いやでも「誰に送るのか」をそのたびに確認するようになる。
メッセージを入力し、「Enter」キーを押すとそのまま送信できる設定にしている場合は、入力途中で間違って送信してしまうことが多い。相手間違いとは少し違うが、目上の人なら、あまりヘンな状態で送信しない方がよい。
相手の名前の表示は、相手が設定したものになっている。例えば、部長なのに「Toshi」などのニックネームが表示名の場合もある。さらに「toshiki」という親しい友だちがいたりすると、誤爆のもとだ。そんな場合は、表示名を変更しよう。表示名は自分の画面でだけ変更されるので、相手には気付かれない。
LINEのトーク画面は、背景を変更することができる。絶対に間違ってはいけない相手やグループは、背景を変更しておくと、事前に気付きやすい。
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背景を変更したいトークルーム右上のメニューアイコンをタップし、次の画面でも右上の設定アイコンをタップ[/caption]
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「背景デザイン」→「デザインを選択」と順にタップ[/caption]
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用意されたデザインの中から、より目立つデザインを選ぶ[/caption]
背景デザインは、自分のアルバムの中にある写真から選んだり、その場で撮影した写真を使ったりすることも可能だ。壁紙が変更されるのは自分の画面だけで、相手に影響はない。
よくやり取りする友だちやグループはショートカットを作っておく
よくやり取りする友だちやグループは、ショートカットを作っておこう。iPhoneの場合は、基本的にはショートカットは作れないが、iPhoneのウィジェットとLINEのお気に入りを活用すれば、ショートカットと同じようなことができる。
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ホーム画面を右にスワイプし、「編集」ボタンをタップする[/caption]
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ウィジェットの一覧から「LINE」を選んで「+」をタップし、上部にLINEが追加されたら「完了」ボタンをタップ[/caption]
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LINEのウィジェットが追加されるので、人型アイコンをタップして追加したい友だちまたはグループを選ぶ[/caption]
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友だちのプロフィール画面で☆をタップして★にすると、ウィジェットに追加される[/caption]
これを繰り返すと、複数のショートカットをウィジェットに追加できる。よくやり取りする友だちやグループは必ずここから画面を開いてメッセージを送るようにすれば、誤爆を防げる。
それでも誤爆してしまった場合、唯一の救済措置がある。24時間以内なら、メッセージを長押しして「送信取消」をタップすれば、メッセージを消せる。ただし、「xxxがメッセージの送信を取り消しました」という表示は残る。それでも、マズいメッセージを読まれるよりはマシだ。「間違って送信してしまいました。失礼しました。」などと謝罪を送っておけばいくらか印象は和らぐ。しかし、相手が読んでしまったら終わりだ。もちろん、24時間以内なら送信取り消しは可能だが、読まれてしまっては取り消す意味がない。
いずれにしても、気軽に送れるだけに「ついうっかり」が発生しやすい。ここで紹介した防止策を施して誤爆しないように十分に気を付けよう。