ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2024.05.16
全国的に有名な商店街から地方の小さな商店街まで、さまざまな地域の商店街で集客力向上のためにフリーWi-Fiが導入されている。ただ、導入時は主流だった規格のWi-Fiでは、能力が不足するケースも目立つ。解決策の1つとして、Wi-Fi6の普及に伴い商店街でもWi-Fi6対応のビジネスWi-Fiの導入が広がりつつある。商店街の通信環境をビジネスWi-Fiで強化するメリットは何だろうか。
これまでも、Wi-Fiの導入は地域への観光客の集客につながると紹介してきた。外国人観光客にとって無料Wi-Fiは訪問先を選ぶ上で重要な要素であり、Wi-Fiを利用できれば旅行者の滞在時間の伸びも期待できる。ソーシャルメディアへの投稿が増えるにつれ、注目度もアップするだろう。
日本有数の観光地の近くにある商店街が積極的にWi-Fi環境を整備するのは、観光地を訪れても商店街を素通りしてしまう旅行者をWi-Fiによって呼び込みたいという狙いがある。
多種多様な飲食店や小売店で構成される商店街では、商店街単位でフリーWi-Fiを導入した場合、通信環境を整備する以上の効果が想定される。商店街が一体となり工夫を凝らしてさまざまな施策を打てば、各店舗がそれぞれWi-Fi環境を提供するケースとは一味違う強力な武器になり得るからだ。
例えば、旅行者がフリーWi-Fiに接続した際に、商店街で開催されているイベントを案内するようにしておくと、店舗単位のPRでは呼び込めない旅行者を集客できる可能性がある。また、商店街のフリーWi-Fiに電子クーポン発行機能をつけて各店舗に誘導することもできる。さらに仮想現実(VR)アプリなど、店舗単位のフリーWi-Fiより高度なシステムも導入しやすい。
商店街単位で働きかけができるのが商店街としてWi-Fi環境を整備するメリットだが、その効果を引き出すためにはより強力なビジネスWi-Fiの活用をお勧めする。
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執筆=高橋 秀典
【TP】
ビジネスWi-Fiで会社改造