人によって、ストレスの感じ方は異なります。例えばトラブルやミスが起きた場合、すぐにへこんでしまう人やケロッとしている人、もしくはずっと心の奥底でモヤモヤが取れない人など、その反応はさまざまです。このように「ストレス耐性」の有無は行動に表れるものです。単純化すると、ケロッとしている人は「ストレス耐性が高い」、すぐにへこんでしまう人が「ストレス耐性が低い」といえます。
空手や武術などをしていて、自分の腕に自信があれば、とっさに相手と戦おう、という考えを持った人もいるかもしれません。一方で、大多数は謎の敵に追われて混乱し、戸惑ってしまうでしょう。…
そんな状況下で選んだ答えからは、回答者の「ストレス耐性」が分かります。「複数の敵」はズバリ、ストレスを意味します。ストレス耐性のパーセンテージが高いほど、ストレスに強いことを意味します。
【1】「アッサリと敵に捕まってしまった」……ストレス耐性 20%
メンタルがかなり弱く、すぐにストレスを感じてしまうタイプの人です。相手に対し、何もせずむざむざ捕まってしまう……そんなイメージをすぐに浮かべた人は、襲い来る敵(ストレス)に何の抵抗もなくのみ込まれてしまう可能性があります。
また、思い込みが激しかったり、主観が強い傾向があるため、トラブルやミスを必要以上にマイナスに捉えてしまうこともありがちです。気になることがあれば、気のおける友人知人に相談してみると、別の視点からのアドバイスがもらえ、気持ちが楽になることもあるでしょう。
【2】「敵と取っ組み合いをした」……ストレス耐性 70%
メンタルがかなり強い人です。つまり、ストレスにも抵抗する力を持っているでしょう。見えない敵(ストレス)に対して立ち向かう力強さを持ち合わせています。見方を変えると、無鉄砲な側面も持ち合わせているタイプといえます。そのため、立ち向かって打ち勝てばいいのですが、思うように進まないときにはへこみやすい傾向があります。
問題やトラブルが発生したときは、闇雲に立ち向かうのではなく、まず立ち止まって冷静に物事を整理するクセづけをしてみるといいでしょう。トラブルが長引きそうであれば、早めに助けを求めることで円満に解決できるようになります。自己流に頼ることを止めれば、さらに仕事で飛躍できる可能性を秘めています。
【3】「壁をよじ登ろうとしたときに敵に捕まった」……ストレス耐性 40%
ストレス耐性はあまり高くありませんが、基本的に物事をきちんと見分けられるタイプなので、大きな失敗はしません。半面、チャンスに際しても石橋をたたき過ぎてなかなか渡れないところもあります。
リスクや失敗を必要以上に恐れている可能性があるので、チャンスだと思ったら「まずはやってみる」という姿勢を持つといいでしょう。“失敗しても大丈夫、失敗は成功のもと”と気持ちを切り替えられれば、さらにストレスに対抗する強さを持つことができるようになります。
【4】「壁を素手で登り、そのまま逃げ切ることができた」……ストレス耐性 95%
ここで紹介したタイプの中では、最も強いメンタルの持ち主です。少々のストレスなら感じない「超人」ともいえます。周囲からは行動力があると思われているようですが、意外と慎重派かつ損得勘定もきちんとできるタイプでしょう。また、チャンスが来たときには素早く行動が起こせるため、勘の良さも持ち合わせています。
1つだけ気を付けたいのは、マイペース過ぎるところがあり、周囲の人と足並みをそろえるのが苦手だったり、周囲から浮いたりしてしまう点です。何か周りの様子がおかしいと感じたときには、自分から周りの人にストレートに聞いてみるといいかもしれません。
ストレス耐性が低い人も、結果を悲観的に捉える必要はありません。ストレスに弱い人は、そのぶん仕事を慎重に進めることができるという長所があります。今回の心理テストを参考にして、ストレスをため過ぎないように行動してみましょう。