ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2017.11.20
現代のビジネスにおいて、パソコンは必要不可欠です。ビジネスにおけるパソコンの使用環境は、新しいOSやアプリケーション、セキュリティ技術への対応などから、取り換えの機会が多くなりつつあると耳にします。しかし、パソコンの新規導入や更改などには、当然ながら費用が発生します。費用を少しでも抑えることは、企業経営では重要な課題といえるでしょう。
本連載では、パソコン導入で生じるコストを、さまざまな方法や視点で抑える方法を紹介します。1回目は新品購入以外による「リース」「レンタル」「中古購入」それぞれのメリット・デメリットを解説します。
初期費用を抑えられるリース
パソコンを新品で調達する方法で購入以外となると、まずリースが考えられます。リースは購入代金に、支払期間に応じた金利が上乗せされた総額を月々で分割払いするものです。そのため初期費用を抑えられる点がメリットの1つです。
例えばヒューレット・パッカードの法人向けリースプランでは、購入価格9万8000円のパソコンを3年間リースした場合、月額約3000円となっています。また通常の購入のように、HDD・メモリー・ディスプレー増設といったカスタマイズや、マイクロソフトのオフィスソフト、セキュリティソフトなどがインストール済みといったオプションも可能です。大量に購入したいが、手持ちのキャッシュフローに余裕がないときは検討する余地ありです。
デメリットは、総額が購入価格+金利となるため、通常の新品購入よりコストが高くなることです。またリース期間内に中途解約する場合は、リース料金の残額を一括で解約金として支払う必要があったり、パソコン返還などの条件が課せられたりすることが多いです。他にも契約満了時のパソコン返還、メンテナンス費の自己負担、メモリー増設などのカスタマイズ禁止、インストール済みソフトのアップグレードを勝手に行えないなどが盛り込まれているケースもあります。
リースは、初期費用を抑えたい場合には有効ですが、自社の取り換えサイクルを鑑みないと解約金が負担となる場合もあるでしょう。
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執筆=風間 梢
フリーライター。企画、人事、ECサイト運営などを担当したのちに独立。現在は就職、流通、IT、観光関連のコラムやニュースなどを執筆している。
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