ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2015.07.01
いわゆる「ゆとり教育」を受けた若者が大学を卒業し、社会人になって6年目を迎えました。彼らは様々な企業や団体で、驚くような問題を起こしています。それにもかかわらず、彼らは
「何もできないのに、自信だけはすごい」
「ちょっと怒るとすぐ落ち込んで、『会社を辞める』と言う」
企業の人事担当者からは、こんな声がたくさん聞こえてきます。この「ゆとり教育世代」(以下、ゆとり世代)をどうやって教育し、企業の戦力にしていくかに、日々頭を悩ませている方々は多いでしょう。
「でも、ゆとり教育はもう終わったんだよね?」と思った読者の方もいるかもしれません。確かに2013年度までに段階的に「ゆとり教育は見直された」と報道されていますが、実態は違います。
ゆとり教育は小学校から高校まで、授業時間を2割、授業内容を3割カットしました。今回の見直しではそのうち授業時間の約5%を元に戻しただけです。表向きは「ゆとり教育は終わった」と言いながら、大筋ではほとんど変わっていないのです。
現在大学を卒業し、社会人になっているゆとり世代は、一番長い人でも小学4年生からゆとり教育を受けた世代に過ぎません。小学1年生からたっぷりとゆとり教育に浸かった〝純粋ゆとり世代〞が大学を卒業し、社会人になるのはこれからなのです。
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柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
【T】
“ゆとり君”と働くために覚悟しておくこと