ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2018.12.05
現在、企業の業務すべてが、情報通信ネットワークに支えられているといっても過言ではない。技術の進歩によって、情報通信ネットワークは空気や水のように当たり前のものになっている。それだけに、トラブルが生じたときには被害は深刻になる。平時から万一に備えたい。
現代のビジネスには、インターネット接続やクラウドサービスの利用が必須だ。情報通信ネットワークは欠かせない。社内にLANを敷設し、パソコンや各種の端末を接続する。通信会社の光ファイバーの高速アクセス回線を契約し、社外と情報のやり取りをするだけでなく、Webサービスとして提供される営業支援ツールやクラウド型のストレージを利用して業務効率を上げる。現在の企業経営は、情報通信ネットワークが正常に機能するのを前提としている。
もしも、その前提が崩れたら大変だ。例えば、ネットショップを運営している企業にとって、ネットワークがつながらない時間帯があれば、そのまま機会損失となるだろう。
「うちはネットショップなんてやっていないから、そんなに心配しなくても」と考えるのは浅はかだ。企業の多くは、ネットワークによって取引先とつながり、業務が成り立っているのを忘れてはならない。中小規模の企業でも、いまや大企業も含めたサプライチェーンの一翼を担っている。企業規模や業種・業態を問わず、あらゆる企業が情報通信ネットワークトラブルのリスクを減らさなくてはならない。
情報通信ネットワークで大切なのは、「常につながっている」ことだ。受発注など、取引情報はすべてオンライン上でやり取りされ、多くの企業が連携しながらサプライチェーンは動く。「つながっている」状態でなければ、サプライチェーンの一員でいられない。
裏を返せば、あなたの会社が万一、「つながらない」状況になったら、サプライチェーン全体に影響を及ぼす事態にもなりうるのだ。その責任が取れるだろうか。
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執筆=岩元 直久
【MT】
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