ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2020.03.18
無線でインターネットに接続するWi-Fiの活用は、働き方改革に役立つ取り組みの1つ。オフィス内では、ノートパソコンを持ち歩ければ、どこのスペースでも仕事ができる。会議やミーティングのペーパーレス化も可能だ。ただ、せっかく事業所にWi-Fiを導入するなら、それだけではもったいない。来客も使えるようにすれば、例えば集客や顧客分析にも役立つ。そんな一石二鳥のWi-Fi導入を紹介しよう。
かなりの仕事がパソコンやモバイルデバイスでできるようになった今、Wi-Fiはもはや業務に必須の基盤となりつつある。電波の届く範囲であればインターネットに無線で接続できるWi-Fiで、働き方の自由度はグッと広がる。
例えば、席を固定しないフリーアドレス制を導入して、同じプロジェクトに関わる者同士が隣り合わせに座って仕事をする。情報共有が進み、打ち合わせも手軽にできる。また、会議の際には、資料をネットワークで共有しておけば、会議室にもノートパソコンを持ち込むだけで、ペーパーレス会議が実現する。
こうしたWi-Fiの利用は、自社の従業員に限定する必要はない。来訪者もWi-Fiを利用できるように開放するのだ。来訪者にとって便利なサービスなので、顧客満足度の向上につながる。
せっかく事業所にWi-Fiを導入するなら、自社の従業員利用と来訪者利用の一石二鳥を狙うことを検討したい。それは難しくない。ビジネスユースを前提としたWi-Fiのサービスプランの中には、それを念頭においたメニューが用意されているからだ。例として、NTT西日本が提供する「スマート光ビジネスWi-Fi ハイエンドプラン」が挙げられる。
スマート光ビジネスWi-Fi ハイエンドプランは「スマート光ビジネスWi-Fi バリュープラン」に、来訪者向けの機能を付加したサービスだ。すでにフレッツ光を利用中なら、どちらも、契約後、NTT西日本から送られる設定済みのWi-Fiアクセスポイント装置を適切な場所に設置する。電源コードとLANケーブルをつなげば使い始められる。専門的な知識は必要ない。ITやネットワークに詳しい社員がいなくても、簡単に導入可能だ。アクセスポイントから半径25メートル以内程度であればWi-Fiが利用でき、約50台まで同時に接続できる。
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執筆=高橋 秀典
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Wi-Fiのビジネス活用術
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