ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2019.03.22
ビジネスには決断が付き物です。ビジネスパーソン、しかもリーダーなら特に、決断する力=「決断力」はとても重要なスキルです。決断力がないと、部下への指示が曖昧になり、部門全体が、はたまた会社全体がうまく機能しなくなるからです。
自分は決断が遅く、優柔不断、人の意見に振り回されてしまう……と、決断力にイマイチ自信のない人は少なくないのでは?そんな人はゴルフで決断力を強化しませんか。ゴルフでも、決断力は不可欠です。決断の曖昧なままのショットはミスをする確率が高くなります。今回は、ゴルフにおける「決断」についてお話ししましょう。
ゴルフは、スコア100切りをめざす人も、70台をめざす人も、1打1打の積み重ねです。1打1打、次の4つのステップがあります。
ステップ1:情報収集する
ステップ2:イメージする
ステップ3:決断する
ステップ4:実行する
この流れは、ティーショットからパッティングまで、すべてのショットにおいて共通します。中でも重要なのが、ステップ3の「決断」です。実際のプレーを例に考えてみましょう。
あなたはティーショットをフェアウェイの真ん中に運び、セカンドショットでグリーンオンを狙うことになりました。グリーン右手前には大きな池があります。そして今日はピンがグリーンの右側に切ってあります。ピンを直接狙うと、池に入るリスクが高まります。さてどう攻めますか……。
まずやることが、ステップ1の「情報収集」です。すでに説明したグリーン周辺の状況だけでなく、正確な残りの距離、現在地とグリーンまでの高低差、ボールのライ(状態)、風の向き、強さなど、どう攻めるかを決めるために必要な情報を収集します。
次にやることは、ステップ2の「イメージ」です。ピンをデッドに狙うのか?池を避けてグリーンの左側を狙っていくのか?あるいは、あえてグリーンを狙わず安全な場所にレイアップ(距離を抑えて安全な所に運ぶこと)するのか?それを何番のクラブで打つのか?得られた情報を基に考えられるさまざまな攻め方をイメージします。
そしてイメージした幾つかの選択肢の中から、ベストと思える方法を選択します。これがステップ3の「決断」です。ここで決断した後、実際にボールを打つのが、ステップ4の「実行」となります。ステップ3で、きちんと「決断」できず、「もう1つ上の番手のクラブがよかったかな」とか、「もっと左を狙うのが無難かな……」など、余計なことが頭に浮かんだまま実行に移ると、ミスにつながる可能性が膨らみます。決断したら、成功をイメージして集中しなければなりません。
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執筆=小森 剛(ゴルフハウス湘南)
有限会社ゴルフハウス湘南の代表取締役。「ゴルフと健康との融合」がテーマのゴルフスクールを神奈川県内で8カ所運営する。自らレッスン活動を行う傍ら、執筆や講演活動も行う。大手コンサルティング会社のゴルフ練習場活性化プロジェクトにも参画。著書に『仕事がデキる人はなぜ、ゴルフがうまいのか?』がある。
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