脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第82回)
ブルーライト対策にはうな重?
公開日:2015.12.09
GOCCO. 木村亮介社長
――レコード型の紙をiPadにかざすと音楽が流れだす「PITシステム」など、ユニークなビジネスソリューションを生み出している注目のベンチャー企業がGOCCO.だ。連載第1回は代表取締役の木村亮介氏に事業の概要やスタートのきっかけを聞いた。(聞き手はトーマツベンチャーサポート事業統括本部長、斎藤祐馬氏)
斎藤:今、木村さんたちが手がけられている領域はかなり多岐にわたります。分かりやすく言うとGOCCO.とはどんな会社なのでしょうか。
木村:基本的にはモノづくり会社です。デジタルの領域におけるモノづくりになりますが、ウェブやアプリというものは大前提として、その先でどんなことができるのか、それを想像しながら実際にカタチにしていく会社です。
斎藤:木村さんとはこれまで何度かお会いしています。GOCCO.は技術とITとデザイン、この3つを掛け合わせてやっているところが、すごくユニークなんですよね。ITだけ、技術だけ、デザインだけが強い会社というのはいくつもある。その3つをバランスよく調和させているところが印象的で、こういう会社って東京ではあまり見たことがない。
木村:それが地方の特徴なのかもしれませんが、やっぱり何でも自分たちでやらなきゃいけないというのはありますね。デザイナーでありながらディレクターでもあり、営業的なこともする。ウェブのコーディングもできるし、さらにデジタルファブリケーション、プロトタイプを作るというところまでできる。
もちろん自分の得意分野はあるんですけど、そこに特化するのではなくそれ以外のことも広くできる、そういう人間が集まっているんです。それぞれみんなの得意不得意、濃淡である部分が重なりあって、これまでとは全然違うものができるという。地方だからこそ、俺たちがやらなきゃみたいな感じもある(笑)。もう本当に次々と新しいことをやれるようになってきた。…
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斎藤 祐馬
トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長 1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、2006年にトーマツに入社。2010年にトーマツ ベンチャーサポートを事実上立ち上げた。公認会計士でもある。
※トーマツ ベンチャーサポートは、2017年9月1日より「デロイト トーマツ ベンチャーサポート」に社名変更しました。
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