ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2022.09.07
デジタル技術の進展とそれに伴う経営環境の大きな変化により、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が注目されるようになっています。
DXという言葉はもともと、2004年にウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が「デジタル技術の浸透により、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ことを表す概念として提唱したのが始まりと言われています。
DXは単なる変化ではなく、ITを始めとしたデジタル技術によってフォーメーション(形態、構造、姿)を全面的にトランス(変容)するところに特徴があります。ビジネスの世界では、IT化が主にIT技術による個々の業務プロセスの最適化を意味していたのに対し、DXはAIなどを含むデジタル技術による製品、サービス、ビジネスモデル、業務フローなどの大きな変革を意味します。
DXが注目されている理由の1つに、2018年に経済産業省が「DXレポート」で指摘した「2025年の崖」があります。
多くの企業には、長年受け継がれてきているITシステム、いわゆるレガシーシステムがあります。こうしたレガシーシステムがブラックボックス化して誰も触れることができない状態になっていると、ビジネスモデルを柔軟かつ迅速に変更できず、デジタル競争についていけないことになります。また、システム維持管理費が高額化したり、システムトラブルやデータ滅失といったリスクが高まったりするなど、レガシーシステムにはさまざまな課題が生じます。
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執筆=山本 貴也
出版社勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。投資、ビジネス分野を中心に書籍・雑誌・WEBの編集・執筆を手掛け、「日経マネー」「ロイター.co.jp」などのコンテンツ制作に携わる。書籍はビジネス関連を中心に50冊以上を編集、執筆。
【TP】
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