ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2016.12.14
ゆとり世代の叱り方・教え方を具体的なケースで学ぶ連載の第9回。上司に対してタメ口をきくなど、言葉遣いがなっていない場合の対処法です。
Q なぜか上司の私に対してタメ口をききます。何度か叱って、仕事中は敬語が使えるようになったのですが、メールやSNSでのやり取りになると、途端にタメ口に戻ってしまいます。
A 目上の人との会話経験が少ないのが原因です。先輩・後輩の関係での言葉遣いを、1つひとつ教えていきましょう。
【対処法のポイント】
ゆとり世代は悪気のないフレンドリー感覚の言葉をよく使います。その代表格は、例えば私が研修中に「君はどんな仕事をやってるの?」と聞いた時、「俺っすか?」と答える、この言葉です。
目上の人とあまり喋ったことがないのが原因の1つです。本人にはまったく悪気がなく、丁寧に話しているつもりのようです。しかし、聞いているこちらのカンに障る言葉です。ゆとり世代の緊張を何らかの方法でほぐしてやると、途端にタメ口になるという特徴もあります。例えば相手が気を緩めて話しかけてくると、彼らゆとり世代も大きく気が緩むようです。
上司世代であれば、どんな席でも、お酒が入っていても、基本、目上の人に対して敬語を崩すことはないでしょう。しかし、ゆとり世代は業務上の会話からプライベートな話のように、会話の内容が切り替わると急にタメ口になったり、妙になれなれしくなったりする傾向があります。仕事での敬語は使えるのですが、先輩に対しての敬語が使えないのです。
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柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
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ゆとり世代の叱り方・教え方Q&A