ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2017.05.17
ゆとり世代の叱り方・教え方を具体的なケースで学ぶ連載の第14回。「自分のことを分かってもらえないとキレる」「言われたことはことはやっていると主張する」ケースの対処法です。
自分が努力をして、先生や親に認めてもらう。ゆとり世代はこの繰り返しで成長してきました。周囲にいるのは自分を認めてくれる人、褒めてくれる人であり、その環境を会社にもそのまま期待しています。他人とのコミュニケーションを十分に取る前に、「認めてもらいたい」欲求だけが一方的に先走ってしまうのです。
まず、自分が理解してもらうだけでなく、お互いが理解するために努力しなければならないことから教えましょう。対人関係が苦手なゆとり世代ではありますが、友人関係を築いてきた経験はあります。その例を引いて、単なるクラスメートから友人関係に発展したときのことを思い出させましょう。
単なるクラスメートに対しては、何かを伝えたりすることはあっても、相談事をすることはないはずです。それがお互い、たわいのない話をしながら徐々に相手のプライベートな事柄などを知り、相談事のできる友人関係に発展していきます。
自分のことを分かってもらいたいなら、まず相手のことを理解する。少なくとも、お互いに理解しながら進んでいくことが大切で、一方的に「認めてもらいたい」という関係はありえないことを理解させましょう。
まずは上司と部下の間で相談ができる時間を持つことです。相談する内容はそれこそ、たわいのないことでも構いません。お互いを理解するために話し合う関係を築くことが大切なのです。
相談する時間を持てる関係になれば、一方的な要求はなくなる。
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柘植 智幸(じんざい社)
1977年大阪生まれ。専門学校卒業後、自分の就職活動の失敗などから、大学での就職支援、企業での人財育成事業に取り組む。就職ガイダンス、企業研修、コンサルテーションを実施。組織活性化のコンサルティングや社員教育において、新しい視点・発想を取り入れ、人を様々な人財に変化させる手法を開発し、教育のニューリーダーとして注目を集めている。さらに、シンクタンクなどでの講演実績も多数あり、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、経済界、日経ベンチャーなど多数のメディアにも掲載される。
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ゆとり世代の叱り方・教え方Q&A