しっかりした口調、段取り良さげなテキパキした行動。最初は「デキるな」と思っていた人が、いざ仕事で組んでみると意外とミスが多かったり、仕事の粗さや言動に不備が見られたりすることがあります。
今回紹介するのは、周りの気になるビジネスパーソンが、本当に信用に足る人かどうかを見破る心理テストです。分かりやすい迷惑行為でなくとも、ちょっとしたしぐさにその人の本質が見え隠れするものです。気になる言動があれば早めに手を打つことで、精神的ダメージも減るでしょう。
1.仕事中やミーティング中などの時間、よく見ると口が開いている
テレビを一生懸命見ているときなど、リラックスした状態で集中する際に口が開いてしまうことはよくあります。これは人間が無意識にしてしまう行動で、特に珍しいことではありません。
しかし、仕事中につい口が開いてしまう(鼻炎など何らかの疾病の影響を除く)人は、体から「気」が逃げていっている証拠。実は集中力が欠けている状態なのです。少し気にしてみてはいかがでしょうか。
2.デスクワークをしているとき、猫背である
「猫背」は自信のなさを表しています。コンプレックスを抱えていたり、しょげていて精神的につらい場合、人間はつい猫背になってしまいます。
常に猫背の人は、自分の容姿や行動に自信がない人の可能性が高いため、自己評価が低めです。一緒に仕事をするときに「どうせ」「自分なんて」というような態度で仕事をされると周りまでテンションが下がってしまいます。マイナス思考の人とはできるだけ距離を置くほうが無難です。
もし自分自身が「あれ、いま、猫背になっている?」と思ったら、逆に胸を張って姿勢を正してみましょう。自信が付くかどうかよりも、見た目には普段よりイキイキしているように見えますので、仕事でも運が回ってくることでしょう。
3.仕事中や会議中、足を組む
足を組む人は警戒心が強い傾向にあります。また“自分の世界”があり、プライドが高い可能性もあります。自分を大きく見せたい、良く見せたいという心理状況が、足を組ませるのです。
ちなみに、膝と膝を付けない状態で「足を開いて」打ち合わせに臨む方は、相手に対して心を開いている証し。逆に初対面の相手で足を組んでいるなら、相手の警戒は解けていないかもしれません。
4.夜中(0時~4時)に仕事をしている
メールの送信時間、文書ファイルや計算ファイルの保存時間が午前0時~4時の夜中(一般的な企業におけるビジネスアワーから大きく逸脱した時間という意味)だった場合は要注意です。当然ですが、本来は人が寝る時間帯なので、その時間に仕事をしている人は、仕事の要領が悪いと考えられます。また、午前1時から2時の時間帯は、人間にとって集中力が下がりミスが多くなる時間帯です。
1人だから集中しやすい、と夜中に作業する人は多いのですが、ただ仕事時間を増やしたからといっても、要領が悪ければ、なかなかビジネスはうまく進んでいかないものです。一般的に、体にもメンタルにも優しいのは、22時~2時の「睡眠のゴールデンタイム」に寝ることだといわれています。結局はこの時間帯に睡眠を取るほうが効率は良く、また体調管理の面でも1週間きちんと働ける状態を保てます。
5. よく見ると、身に着けている靴と時計が安物である
一見すると分からないかもしれませんが、よく見ると、身に着けている靴や時計が安物だったりする場合があります。この場合、安物が悪いというよりも「バランスが悪い」ことのほうを問題視してください。
人と接する機会の多い料亭の女将さんは、人の「足元」と「手首」を見て判断するといいます。例えば、服装、カバン、腕時計にお金をかけていても、意外と使い古しの汚れた靴を履いている場合は、自分のことを客観的に見ることができない人である可能性が高いと見ています。同様に、年齢にそぐわない腕時計、もしくは見るからにチープな腕時計をしているのも考えものです。もちろん、ある程度の価格のものを長年使い、きちんと手入れをされているなら問題ありません。
1から5までの項目、当てはまるものが少なければ少ないほど安心してください。もし、全てが当てはまっている場合は、要注意。その相手とはできるだけ仕事をしないようにしましょう。どうしても仕事で組む場合には、相手がミスをしないように、また自分に火の粉が降りかかってこないように、細心の注意を払いましょう。