ビジネスリーダーの周囲には部下の存在があり、協力関係が築かれています。ですが、ふとした際に「本当は部下にどう思われているんだろう……」と、不安を感じることもあるでしょう。
そこで今回は、「本当はどう思っているのだろうか?」「尊敬してくれているのだろうか?」「見下されているのだろうか?」といった不安や疑問を簡単にチェックする心理テストを紹介します。
右手を広げて出したとき、相手はどの指をつかむか?
テストは非常に簡単です。相手に右手を広げた状態で差し出してみて、「どの指でもいいのでつかんでみて」と言ってみましょう。この結果で、相手がこちらのことをどう思っているのかが分かります。
もしかすると、ビジネスの現場で部下にこんなお願いをするのは気恥ずかしいので、できれば酒の場などで試すことをお勧めします。
【1】親指
【2】ひとさし指
【3】中指
【4】薬指
【5】小指
【6】そもそも、つかむのを拒否
部下がどの指を選ぶかで、自分のことをどう思っているかが分かります。そして、今後も良きビジネスパートナーとして付き合うなら、どのように接すればよいのかも分かります。
なお、このテストの結果は、同性と異性で異なります。異性に「心理テストだから上司の指をつかめ」とお願いをすることは、セクハラと受け止められる恐れがありますので、本記事ではあくまでも「同性」に対する反応のみ記載します。…
【1】親指:信頼の証し。ビジネスパートナーとして理想的な関係
部下が親指をつかんだ場合は、信頼し、尊敬している証しといえます。そのためこちらも相手に対して信頼していることを伝えましょう。今の関係を維持すれば、良いビジネスパートナーになるはずです。積極的に、側近として、相談相手として、飲み仲間としてなど、関係性を深めやすいといえます。
【2】ひとさし指:センスのある“先輩”
ひとさし指をつかんだ場合は、好意を持っており、仕事の進め方やおしゃれのセンスなどに憧れを持っている可能性が高いといえます。「尊敬」よりも、「憧れ」や「少し上の先輩」と捉えていることでしょう。基本的には好感を持たれているため、今の距離感を維持するといいでしょう。
【3】中指:もしかすると侮られている?
中指をつかんだ場合、友だちや気軽に話せる相手と思っている可能性があります。特に年下の部下である場合は、こちらのことを侮っているかもしれません!?上司として彼や彼女をうまくコントロールしたいのであれば、先輩らしさを前面に押し出した対応をするのも1つの手段といえるでしょう。
【4】薬指:近寄りがたい存在
薬指をつかんだ場合は、実は近寄りがたい人と思われていることを意味します。残念ながら、上司に心を許しているとはいえません。もっと親しくなりたいと考えるなら、自身の失敗談や軽い話題を取り入れながら、会話を盛り上げる工夫をしましょう。部下の出方を待っていても、関係性は変わりにくいです。
【5】小指:特に意識されていない!?
小指をつかんだ場合、現時点では上司の存在をあまり強く意識していません。むしろ、やや距離を置きたいと考えている可能性が高いでしょう。無理にからむと、部下から嫌われる恐れもあります。仕事を問題なくこなしているのであれば、現在の程よい距離感を保ち続けることがお勧めです。距離を縮めたいのであれば、部下に対して求めるのではなく、まずは上司であるあなたから心を開くべきです。
【6】つかむのを拒否:仕事以外で関わりたくない
そもそもテスト自体を拒否する場合は、部下からあなたに対し、自分の気持ちを読まれたくない、仕事外では親しくしたくない、という気持ちが表れています。もしかすると、その部下は人に心をなかなか開かないタイプかもしれません。こちらも「仕事相手」「仕事の関係者」と割り切って、ビジネスライクな接し方をするほうが、お互いにWin-Winの関係を築きやすいでしょう。
もちろん、このテストの結果がすべて正しいわけではありません。ですが、周囲の人の本音を知り、相手の気持ちを意識することで、部下とより良い人間関係を築いていくことにつながるかもしれません。お酒の場で盛り上がった際に、1度試してみてはいかがでしょうか。