ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2016.07.27
位置情報による拡張現実(AR)を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、バトルしたり、育成したりできる「Pokémon GO(ポケモンGO)」、任天堂の関連会社である株式会社ポケモンと、米国のナイアンティックが共同で開発したゲームだ。
スマートフォン(Android/iOS)でプレイする。基本的に無料だが、一部、課金が必要なアイテムもある。プレイにはGoogleアカウントかポケモントレーナークラブアカウントが必要。今のところ13歳未満はアカウントを取得できなくなっている。
米国やオーストラリアなどでは7月6日、以後、ドイツ、英国、イタリアなどでサービスが開始され、たくさんの人々がスマートフォン片手にポケモンを探すフィーバーぶりが世界中で報道されている。
任天堂の本拠地およびポケモンの舞台でもある日本でのサービスが始まったのは7月22日の昼ごろ。心待ちにしていた人も多く、配信が始まるなり大量の人々が動き出した。政府の内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、ゲームをプレイする際の注意事項をまとめた「ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪」を公開。一オンラインゲームに政府が動く異例の事態だ。
ポケモンGO開発元のナイアンティックは元Googleのプロジェクト。CEOはGoogleマップの参画者だ。筆者はポケモンGOと同じく位置情報を利用したナイアンティックの拡張現実ゲーム「Ingress(イングレス)」というゲームを好んでプレイしてきた(Ingressについて、筆者の記事はこちら)。
IngressはGoogleのサービスとして提供された。開発チームのナイアンティックは、もともとはGoogleの社内ベンチャーとしてつくられたナイアンティック・ラボが前身である。CEOのジョン・ハンケは、現Google EarthのKeyholeの共同設立者。GoogleストリートビューおよびGoogleマップへの参画でも有名だ。その後ナイアンティックは、2015年8月に企業として独立した。
ハンケは自分の子どもが家の中でゲームをしているのを見て、「せっかく外は晴れていて世界は素晴らしいのに、ずっと家の中にいるなんて」と思ったという。外へ連れ出すためにゲームを使うことを考え、Ingressを開発した。ポケモンGOのコンセプトもこれを継承している。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
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