ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2017.04.10
最近よく聞く「IoT」(アイオーティー)というコトバ。「Internet of Things」の略で、モノのインターネットと和訳される。スマホやパソコン、サーバー、プリンターなどのIT関連機器ではない、一般の家電や照明器具、カギ、自動車などをインターネットにつなぐ。インターネットを介して、スマホなどのIT端末からモニタリングしたり、コントロールしたりする。より安全で快適な生活を実現していこうという試みが加速している。
iPhoneでもiOS 10以降、離れた場所から自分の部屋の電気を消したり、帰る前にオフィスから家のエアコンを操作したりできる「ホーム」というインターフェースが追加された。Googleも「Android Things」というIoT開発環境を提供し始めた。まだIoT対応製品はわずかではあるが、今後、便利な生活の実現が予感される。
筆者、IoTで生活が便利になれば、ということで、さまざまな機器を今まで使ってみてきた。その一部を紹介しよう。
数年前、初めて使ってみたのは、スマホからコントロールできるLED電球。スマホからオン・オフしたり、色を変えたり、環境に応じたライティングを選んだり、果てはスマホでプレーする音楽に合わせて点滅や色を変化させたりと、なかなか面白かった。
ここ2年ほど、少し離れたところに住む一人暮らしの母親の介護の一環として、居間に設置したカメラで様子を見守り、何かあったら電話で声を掛けたり、直接行ったりしている。カメラの映像は、スマホやパソコンからインターネットを通じてチェックできる仕組みで、カメラの向きやモード(暗視モードなど)、静止画や動画の記録といった各種機能も、スマホアプリやブラウザーから制御可能だ。
2階の居間から1階の仕事場の冷暖房をあらかじめつけておいたり、母親が寝てしまい、つけっぱなしのテレビを遠隔で消したり、なども試みた(経過はこの記事参照)。これらにはIoT対応の「スマートコンセント」を使った。なお、Apple HomeKit対応のスマートコンセントならば、iPhoneのSiriに呼びかけて声で制御できる。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
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