ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2018.05.09
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの通信キャリア3社は、携帯電話番号だけでメッセージがやり取りできるSMS(ショートメッセージサービス)の機能を進化させた新サービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」を、5月9日からキャリア3社のスマートフォン・タブレットユーザー向けに提供する、と発表した。
この+メッセージ、文字数を気にすることなくテキストメッセージをやり取りできる上、メッセージや写真、動画、地図情報の送信にも対応する。スタンプやグループメッセージ機能も備える。スマートフォンで普及しているLINEによく似たサービスだ。このサービスをキャリア3社が始める意味と狙いを探ってみよう。
スマートフォンユーザーの多くが使うLINE(2016年の利用率67.0%。「平成29年版情報通信白書」)。テキストメッセージのほか、写真や動画、音声などを添えたり、絵文字、気持ちやメッセージをイラスト化したスタンプを送ったりできる。今や定番のコミュニケーションツールだ。
ところが最近、「LINE離れ」というコトバを聞く。LINEでメッセージを送り合うには、双方がユーザー登録の上、「友だち」になる必要がある。そうした友だち関係が重く、敬遠されるというわけだ。
筆者もテキストメッセージに関しては、LINEよりiOSユーザー同士で使う「iMessage」や、電話番号宛てに送るSMSの利用が多くなってきた。特に旧来のSMSの利用が、このごろかえって増えている。LINEと違って電話番号さえ分かれば送れるので、電話をかけるほどではない用件の場合や、電話で生活の邪魔をしたくないときに、気軽に投げておく。すると、後で相手から返事が来て、ついでに雑談で盛り上がったりもする。
SMSの弱点はテキストのみ、しかも1回70文字しか送れないところだ。用件によっては何回もやり取りしなくてはならず、使い勝手があまりよくない。その上、基本的に1通あたり3円という料金がかかる。LINEが普及した今となっては、写真や動画、スタンプなどを送り合えたら……、グループで話せたら……、無料だったら……、と欲が出る。
そんなときに+メッセージが発表された。全角で最大2730文字までのテキスト(テキストのみの場合)、写真・動画、専用スタンプ、グループメッセージ、音声メッセージ、位置情報を送れる。送受信はパケット通信料のみで、料金を気にせず送受信できる。これはなかなかいいかも、と思った。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
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