ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2019.09.26
LINEのグループ機能を拡張した「OpenChat」が8月19日に開始された。ところが、開始直後、スマホの通知が止まらなくなり、退会したくてもできない不具合が発生。筆者も、主人のスマホが延々と通知を鳴らし続ける事態に遭遇した。通知は設定をオフにしても止まらず、トークルームからも退会できない。頭を抱えたユーザーは多数に上った。
もともとOpenChatは、LINE IDや他のSNSにおける個人の連絡先や個人情報の交換、交際相手を求める行為、暴力的、わいせつな表現、営利目的の活動、権利侵害などが禁止されていたが、サービス開始時から出会い系的な利用やわいせつな画像の投稿、不適切な発言やスタンプの連打などの行為が相次いだ。
運営側は、サービス開始当日である8月19日、安心安全な利用環境の維持のため、24時間365日監視を行い、違反トークルームや投稿の削除、違反ユーザーの強制退会、LINEの利用停止などの措置を行うと発表した。
翌20日には「トークルームから退会できない場合の対処方法」を案内。通知に関しては、トークルームに参加する際、デフォルトでオンになっていた通知設定をオフに。トークルーム内でのスタンプ連打に関しては、一定数でOpenChatが一時的に利用できなくなる仕様に変更した。
さらに、トークルームの検索機能、メイン画面でおすすめトークルームへのリンクを表示していた「ピックアップ」も停止した。
OpenChatのトークルームは、LINEユーザーなら誰でも作れる。5000人まで参加可能(既存の「LINEグループ」機能は500人までの招待制)だ。トークルームごとに自由なプロフィールを設定できる。トークルームの招待はURLやQRコードで行えて、広い範囲での勧誘が可能という、なかなかユニークなもの。これまでの交友関係よりも、幅広い人とのコミュニケーションに活用でき、スピーディーな情報収集が可能というフレコミだ。
例えば保育園のママ友グループを作る、最新ゲームの攻略方法を交換する、好きなアイドルやサッカーチームの話題で盛り上がる、イベントの情報をリアルタイムに交換するなど、シチュエーションに応じて自由自在なコミュニケーション・グループを作成して楽しく盛り上がれる。トークルームの形態は、「オープン」「管理人の承認」「パスワードを設定」という3つから選べる。
通常のLINEのクローズドなコミュニティーと正反対の、まさに“オープン”な“チャット”。LINEはなかなか面白いことを始めるんだなと、発表のリリースを見て思った。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
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