ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2020.08.17
2020年5月25日に全国で緊急事態宣言が解除された。コロナ禍もいったん落ち着いたかに思えたものの、第2波ともいえるさらなる感染者増加が続く。まだまだ予断を許さない状況だ。
コロナは一筋縄ではいかず、長期戦が予想される。一時的にさまざまな活動を止めて短期間での撃退を図る流れではもはやない。「ウィズコロナ」といわれるように、感染防止対策を行いながら、できる限りの経済や生活レベルを維持できるよう、知恵を回すのが大切だろう。
在宅勤務やオンライン会議、手洗いやマスク、家で過ごす楽しみ、オンライン診療など、コロナで発見したメリットもある。そうしたものは積極的に取り入れて、さらなる快適さをめざしていければよいと思う。
コロナで“ニューノーマル(新常態)”になりつつあるもの5つを紹介しよう。私たち1人ひとりもこれらを意識して、コロナに気を付けつつ、生活や経済活動の向上を図る参考になればと思う。
コロナに対するワクチンや治療薬がない状況で、人々は出掛けずなるべく家にこもる、他人となるべく接しない、外出時はマスク着用、他人との距離を保つ新しい生活スタイルを受け入れざるを得ない。
コロナ感染対策でよく耳にする「ソーシャルディスタンス」。社会的距離を意味する言葉だ。コロナは無症状でもウイルスを保有しつつ、普通の生活を送っているケースもある。検査を行って陽性と判断されない限り、気が付かない間に人と接触して、感染もしくは重症化してしまうリスクは避けたい。
感染経路の1つである飛沫感染は、主にくしゃみやせき、会話によるしぶきを原因とする。しぶきが到達する距離は、くしゃみで3メートル、せきで2メートルという。厚生労働省の「新しい生活様式の実践例」では、「人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける」としている。これがソーシャルディスタンスの基本だ。
コロナ禍はまだまだ続きそうなうえ、コロナが収まってもインフルエンザをはじめとするほかの感染症も当然あり得る。感染症の予防は身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いの3つが基本。これらの習慣は、コロナ後も続けるのが望ましい。
そうそう、厚生労働省から提供される新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」はスマホに入れ、動作させておこう。インストールしてBluetoothをオンにするだけなので簡単だ。これはすべての人が入れて意味のあるものになるので活用したい。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
【TP】
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