ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2021.06.14
国内で新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した人が、6月1日時点で1000万人を超えたニュースが流れた。これで国民の8%がワクチン接種を受けた計算になる。このときの接種ペースは1日平均56万回。一刻も早く菅首相が唱える1日100万回の達成を急ぐ。なお、日本で接種を行うファイザー社のワクチンは3週間空けて、2回の接種が必要だ。
首相官邸ホームページの「新型コロナワクチンについて」には、「これまでのワクチン総接種回数」が公表されている。2021年6月現在の数値は、医療従事者等850万回、高齢者等990万回(ともに6月7日時点)、そのほか高齢者等の接種状況のグラフや、日別、都道府県別の実績が掲載され興味深い。
接種は自治体(市区町村)単位で行われ、6月末までに高齢者の2回分の量を自治体に供給。7月末を念頭に希望する高齢者が2回の接種を終えられるよう、政府を挙げて取り組む方針だ。見通しがついた市区町村から接種を開始する。
新型コロナワクチンについて、厚生労働省の「新型コロナワクチンQ&A」ページが参考になる。概要を知るには「新型コロナワクチンを受けるには」の動画を見るとよい。なお、新型コロナウイルスの状況は、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症について」を参照するとよいだろう。
市町村からクーポン券(接種券等)と「接種のお知らせ」が届いた人は、接種の予約を行う必要がある。予約はお知らせに従って電話やインターネットで行い、予約した日時に接種会場で接種を行う。2回目も予約が必要となる。
4月に市から届いた母の接種券には「ご予約方法の案内」が添付され、5月1日から、電話、インターネット、LINEの3手段で接種予約を受け付ける、とされていた。接種予約は、接種券番号と接種を受ける人の生年月日が分かれば代行もOKだ。母は少し前から施設に入所しており、筆者は予約せずに済んだものの、周囲からは電話がつながりにくくて困った、ネット予約で市のサイトがつながりにくかった、エラーで進めなかった、などの話も聞いた。
そのうち続々と、「ネットも電話もパンク。窓口には人だかり」などという、各自治体の様子がニュースで流れてきた。電話やネットがつながらず不安になった高齢者が、役所の窓口に詰めかけた。ちなみに窓口では予約は受け付けていない。一方で、高齢者自身が慣れないスマホを駆使してやっと予約できた、などのニュースもあった。
予約のための入力作業の支援窓口を開設し、高齢者が長蛇の列をなした自治体もある。事前にスマホでの予約の練習会を開いたり、自宅訪問による予約代行を実施したり、大学生らのボランティアを置いたりなど、自治体それぞれの工夫が目立つ。ほかにもスマホショップが代行または教えるサポートサービスを無償で行った話もある。
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執筆=青木 恵美
長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。
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