IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第79回)Windows 11はマシンを選ぶ。移行すべきか否か論争

IT・テクノロジー

公開日:2021.07.20

  • PDF PDF
  • ボタンをクリックすることで、Myクリップ一覧ページに追加・削除できます。追加した記事は、「Myクリップ」メニューからいつでも読むことができます。なお、ご利用にはBiz Clipに会員登録(無料)してログインする必要があります。

 米国時間6月25日、マイクロソフトがオンラインイベントで次世代のWindows OS「Windows 11」を正式発表して話題を呼んだ。2015年以来6年ぶりのメジャーアップデートだ。

 Windows 10は、マイクロソフト自ら「最後のWindows」と宣言していたが、今回それを撤回した形となる。実をいえば、もともと「Sun Valley」(サンバレー)というコードネームで開発されてきた今年後半提供予定のWindows 10のアップグレードバージョンが、Windows 11として提供されることとなったのだという。

 Windowsの初リリースは 1985年11月20日。それから35年間、多くの人々の仕事や生活を共にするパソコンのOSとして親しまれてきた。今回の発表イベントでは、青とグレー基調の落ち着いたUI、必要な情報にすぐにアクセスできるウィジェット、ウインドウを一瞬で並べ替えられるスナップレイアウト、Androidアプリが使える新しいストアなど、新機能が次々と紹介された。

 特にコロナ禍で、生活や仕事における人と人とのつながりに、パソコンをはじめとするIT機器が大きな助けとなった。テレワークやおうち時間の増加で、改めて「人とのつながり」を重視したコンセプトでの新OSのスタートとなった。

 Windows 11の正式提供は2021年後半を予定。Windows 10からの無償アップグレードも準備されるという。

 Windows 11の概要は、「大切な人やことをもっと身近に感じられる体験をお届けします」というキャッチフレーズと共に、Webサイト「Windows 11 登場」にまとめられている。

 Windows 11は、ごく自然に、考える、表現する、創り出す場を提供できるよう、インターフェースを一新した。ウインドウはグレーを貴重とし、角を丸くした落ち着いた雰囲気に変わった。タスクバーアイコンは中央ぞろえとなり、スタートメニューも画面中央に表示されるようになった。キーボードやマウスに加え、タッチ、ペン、ボイスによる操作も強化される。

UIの見直し、モバイルへの歩み寄り、Xbox技術の導入…

続きを読むにはログインが必要です

\ かんたん入力で登録完了 /

会員登録3つのメリット!!

  • 最新記事をメールでお知らせ!
  • すべての記事を最後まで読める!
  • ビジネステンプレートを無料ダウンロード!

執筆=青木 恵美

長野県松本市在住。独学で始めたDTPがきっかけでIT関連の執筆を始める。書籍は「Windows手取り足取りトラブル解決」「自分流ブログ入門」など数十冊。Web媒体はBiz Clip、日経XTECHなど。XTECHの「信州ITラプソディ」は、10年以上にわたって長期連載された人気コラム(バックナンバーあり)。紙媒体は日経PC21、日経パソコン、日本経済新聞など。現在は、日経PC21「青木恵美のIT生活羅針盤」、Biz Clip「IT時事ネタキーワード これが気になる!」「知って得する!話題のトレンドワード」を好評連載中。

【T】

あわせて読みたい記事

「IT・テクノロジー」人気記事ランキング

連載バックナンバー

IT時事ネタキーワード「これが気になる!」

オンラインセミナー動画

  • 新着記事

配信日時

2025年1月10日(金)①14時00分〜15時00分 ②18時00分~19時00分

セキュリティ関連

【京都府警サイバー対策本部登壇!】企業を取り巻くサイバー攻撃の動向と対策