ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2017.03.23
契約書から回覧文書、宅配便の受け取りまで、ビジネスのさまざまなシーンに登場する「はんこ」。実印、銀行印、認め印といった多様なはんこを日常的に使い分けるのは、世界的に見ても日本だけの習慣です。サインとは違ってポンと押すだけで印が残せる点、押印された書類箇所を見ただけで誰が確認したのかがすぐ分かる点は、大きなメリットです。
はんこという“偉大なるガラパゴス”な文化を持つ日本には、多彩でユニークなはんこが存在します。最近では、はんこ本体がなくても押印できるグッズやサービスまで登場しています。
今回は、そんな新しいはんこの世界をのぞいてみましょう。
“世界最薄”をうたうはんこがあります。それが、Web制作会社のアンディが開発した「スマート印鑑」という製品です。「印鑑」と名前が付いていますが、本体は厚さ0.34mmの薄いシート1枚のみ。シートには、認め印サイズである直径9.5mmの朱色の印影が、12個配置されています。
使い方は、シートの半透明のフィルムを剥がし、押印したい書類の上に、印影が下になるようにフィルムを置き、指でグリグリと押して、フィルムをめくるというもの。すると、フィルム内の印影のインクが、まるではんこを押したように、書類に転写されます。転写されたインクの厚みはわずか0.01mmで、これは一般的なシールを貼った場合の10分の1程度に過ぎません。
メーカーのアンディによれば、印影は一般的な書類にも違和感なくなじむとのこと。同社が企業や役所などで認め印として通用するか調査した結果、9割超の受理が得られたとしています。
名字の種類は、公式通販サイトで700種類用意されています。12個タイプのほか、3個だけの「Sサイズ」もあります。直販価格は12個タイプが410円、3個タイプが162円です(税込)。
購入後は、包装されている袋に入れておけば長時間保管でき、使用期限も特にないとのこと。財布や手帳に非常用として常備しておくと、いざというときに役立つかもしれません。
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執筆=大久保 通
フリーライター。地方紙・業界紙での記者経験を経て独立。企業取材、インタビューを中心に幅広く執筆活動を行っている。
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