ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2020.06.17
情報漏えいを引き起こす原因としてよく知られるのは、悪意ある第三者による不正アクセスだ。しかし一方で、ユーザーの誤操作がきっかけとなった事例も数多く報告されている。メールの宛先を間違えた、違うファイルを添付してしまったなど、不注意による単純ミスが重大な結果を招く。いかにして誤操作発生を防ぐか、有効な対策を考えてみよう。
メールを作成して送信ボタンを押した後、宛先の誤りに気が付いて慌てた経験は、恐らく誰でも一度はあるのではないだろうか。手紙なら郵便局に依頼して配達を止めてもらえるかもしれないが、瞬時に相手に届くメールでは、先方に誤りだと連絡するくらいしか打つ手がない。
最近、このような誤操作が招いた情報漏えいが頻発している。ある企業では約2万7000件の顧客情報が含まれる添付ファイルを、誤ったメールアドレスに送信してしまった。ある大学では学生・教職員ら約4500人のメールアドレスを、すべて表示した状態で送ってしまった。いずれも顧客情報や個人情報が外部に流出し、関係者が謝罪や対応に追われた。これらの事例は宛先欄への入力ミスが原因で、1回のクリックで重大な事態を引き起こした。テレワークの普及でメールを利用する機会が増える中、こうした事例も今後ますます増加するのではないかと思われる。
ちなみに「誤爆」とは、掲示板のスレッド(テーマ別に投稿記事を並べたもの)やチャット画面に、誤って的外れの書き込みをすることが語源だ。笑い話として扱われがちの言葉だが、ビジネスメール誤爆が及ぼす被害は甚大であり、決してジョークでは済まされない。
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執筆=林 達哉
【MT】
「情報漏えい、当社に関係なし」の嘘
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