ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2016.11.01
営業担当者なら商談や納品、サービス担当者なら修理や点検など、外回りがメーンの仕事になっているビジネスパーソンは多い。朝、一度オフィスに出社して、日中は外出。社外での業務を済ませた後に、再度戻って会社のパソコンを使って見積書・提案書・報告書などの作成に取り組む。1日の流れはこんなところだろうか。
外出先から会社へ戻らなければならない理由は、自席のパソコンを使わないと仕事ができないからだ。会社の業務システムを利用したり、過去の保存データを参考にしたりする必要があるケースだ。
実はこうした作業は、必ずしも会社に戻って行わなければならないものではない。移動の時間とコストを考えれば、外出先でも実行できたほうが生産性は高くなる。そこで導入を検討したいのが、離れた場所からネットワーク経由でシステムを遠隔操作する「リモートアクセス」の仕組みだ。
会社にいるのと同じような環境で仕事ができるようになるリモートアクセスは、インターネットなどを通じて外出先から会社にある自分のパソコンを操作する。パソコンのビジネス利用が本格化した1990年代以降、リモートアクセスの仕組みは絶え間なく進化を続けてきた。
遠隔地から社内のパソコンを操作するためには、通信回線が必要だ。当初は専用線で各拠点を結ぶ方式が主流だったが、いまやインターネット活用が当たり前になってきた。通信速度の向上に伴い、モバイルによる接続でも十分実用に耐えられる。用いる端末もノートパソコンの小型化・軽量化が進んだだけでなく、スマートフォン・タブレットなど選択肢が増えた。手軽さが向上したといえる。
また、近年リモートアクセスのメリットで特に注目されているのは、事業継続計画(BCP)への活用だ。大規模災害や感染症の流行などで、通勤や事業所の利用が困難になったとしよう。その際でも、従業員の自宅や別の事業所から業務を行い、事業継続が可能になるからだ。
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執筆=林 達哉
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