ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2017.01.23
明日の会議資料を作成中、時計を見たら22時を過ぎている。できるだけ時間外勤務を減らすよう通達が出ていることだし、会議資料はUSBメモリーにコピーして続きは自宅のパソコンで作成しよう……。こんな経験を持つビジネスパーソンは少なくないだろう。現在は情報セキュリティー対策の観点から、業務文書やデータをUSBメモリーなどの外部記憶メディアに保存することを禁止、制限している企業が増えている。
USBメモリーなどの外部記憶メディアは持ち運びに便利なものの、盗難・紛失による情報漏えいは後を絶たない。そこで、USBメモリーなどの外部記憶メディアへのデータ書き込みを禁止するさまざまなセキュリティー製品が市場に出回っている。USBメモリー経由の情報漏えい防止に役立てられる。
こうしたセキュリティー製品は情報漏えい対策に効果的なものの、業務用パソコンの社外持ち出し禁止やUSBメモリーの使用禁止がルールとなれば、仕事にならないとの声も聞こえてきそうだ。冒頭の例でいえば、会議資料を完成させるために早朝の出勤を余儀なくされるかもしれない。また、社外での仕事が多い営業担当者にパソコンの持ち出しを禁止するわけにはいかない。万一のパソコンの盗難・紛失による情報漏えいを防ぐため、データの暗号化やデータ共有が可能なハードディスクなどを利用する方法もある。
データ保存先として一般的に利用されているのがパソコン内蔵のハードディスクや外付けハードディスクだ。外付けハードディスクは大量のデータを保存するには適しているものの、パソコンとハードディスクを直結して使うため、社内のデータ共有には不向きである。一方、大量データの保存と共有に適したネットワークハードディスクもある。
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=山崎 俊明
【M】
中小企業は必読!本当に必要なBCP対策
近年多発する地震や台風などの自然災害や新型コロナウイルスなどの感染症は、ビジネスに甚大な影響をもたらしかねません。企業にとってBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を策定し、危機管理能力を高めて早期に事業継続や復旧を図る体制が必要です。BCP対策の実例や策定のポイントを解説します。
ランサムウェアの被害を防ぐバックアップ6つのポイント
企業内のネットワークに侵入してデータを暗号化し、その解除と引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア」は企業にとっての大きな脅威になっています。。ここでは「ランサムウェア対策」という観点から、バックアップを行うときに気をつけたい6つのポイントを解説します。
企業の情報セキュリティリスク認知調査2023
テクノロジーの進化によって、生産性の向上や多様な働き方の実現などの恩恵がもたらされる一方、サイバー攻撃も多様化・複雑化の一途をたどっています。こうした中、攻撃手法などの情報セキュリティリスクをどれくらい認知しているのだろうか。その最新動向について調査しました。