ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2021.08.30
テレワークなど柔軟な働き方への対応や、円滑な社内コミュニケーションに欠かせないのがデータの共有だ。加えて、データ消失のビジネスリスクとなる集中豪雨や台風など自然災害への対応、事業継続に必要なデータバックアップ。こうしたビジネスデータの保管・管理に役立つのがNAS(ネットワーク設置型ストレージ)だ。
扱いに慣れたHDD(ハードディスクドライブ)にないメリットもあるが、運用が難しそうにも見える。NTT西日本ではそんな不安を解消すべくトータルセキュリティの観点から、オフィスの困りごとをサポートする“ヘルプデスク”サービスも併せたセット販売を強化している。
パソコンに外付けするHDDとは違い、NASは本社などの社内ネットワーク上に設置し、社員同士の情報共有に利用できるファイルサーバーや、大容量データの保管・バックアップが可能なストレージとして機能する。本社内のパソコンはもちろん、支店・営業所などのリモート拠点のパソコンもフレッツ・VPN ワイドなどの通信サービスを介して本社などに設置されたNASにアクセスすることで、社内データの活用が可能だ。
NASはIT機器を扱う家電量販店などで入手可能なタイプもあるが、導入後のサポートを含め、安心できる事業者から購入したい。そうした事業者の1つであるNTT西日本では、Biz Box Server 「OSPro」シリーズの名称でNASを提供。企業の規模や扱うデータなど業務内容に応じて選択できる3モデルを用意する。
いずれのモデルも、大容量かつ高い信頼性が求められるNAS向けのハードディスクドライブを搭載し、5年間の連続稼働を想定した製品設計となっている。また、OSを格納するシステム領域は独立したSSD(ソリッドステートドライブ)を採用。HDDに比べて衝撃に強く、高速なデータ処理が可能だ。
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=山崎 俊明
【M】
中小企業は必読!本当に必要なBCP対策
近年多発する地震や台風などの自然災害や新型コロナウイルスなどの感染症は、ビジネスに甚大な影響をもたらしかねません。企業にとってBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を策定し、危機管理能力を高めて早期に事業継続や復旧を図る体制が必要です。BCP対策の実例や策定のポイントを解説します。
ランサムウェアの被害を防ぐバックアップ6つのポイント
企業内のネットワークに侵入してデータを暗号化し、その解除と引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア」は企業にとっての大きな脅威になっています。。ここでは「ランサムウェア対策」という観点から、バックアップを行うときに気をつけたい6つのポイントを解説します。
企業の情報セキュリティリスク認知調査2023
テクノロジーの進化によって、生産性の向上や多様な働き方の実現などの恩恵がもたらされる一方、サイバー攻撃も多様化・複雑化の一途をたどっています。こうした中、攻撃手法などの情報セキュリティリスクをどれくらい認知しているのだろうか。その最新動向について調査しました。