ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2021.05.12
働き方改革の機運にコロナ禍が加わり、中堅・中小規模の企業にもテレワークが広がるなど、これまでの働き方を見直す企業は少なくない。当初はテレワークに必要なICT環境の準備も十分に整わないうちに手探りで開始したものの、コロナ禍が長引く中でさまざまな課題が浮き彫りになっている。
その1つがテレワークやリモートワークで利用するパソコンのセキュリティ対策だ。オフィス勤務と異なり、在宅勤務ではパソコンの管理が本人任せになりがちなため、ウイルス感染などの被害に遭うリスクが高くなる。
セキュリティリスクを回避するため、企業の機密データや顧客情報などはテレワークで扱わないといったルールを打ち出す企業もあるが、業務データと機密データを分けて社員に管理させるのも大変だ。テレワークが常態化する今、業務で利用するパソコンのセキュリティ強化を再検討する時期にきている。
業務データを保護する効果的な方法は、パソコンにデータを残さないことだ。それには大きく分けて2つの方法がある。1つは、自宅などのパソコンからネットワークを介して社内のパソコンを遠隔操作するリモートデスクトップだ。自宅のパソコンには業務データが残らないものの、社内のパソコンと合わせて2台分の運用管理が必要になる。
もう1つは仮想デスクトップだ。会社のマシンルームやクラウドに置かれたサーバー上の仮想マシンに接続して遠隔操作する。ユーザーのパソコンにはデータが残らないので、不正アクセスや端末の盗難・紛失で重要データが漏えいするリスクを回避。加えて、IT管理者はパソコンの故障対応など、運用管理の負荷軽減が可能だ。
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執筆=山崎 俊明
【MT】
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