ビジネス課題を創造的に解決するデザイン・シンキング(第17回)デザイン思考研究所に学ぶワークショップの実際

スキルアップ

公開日:2018.05.08

  • PDF PDF
  • ボタンをクリックすることで、Myクリップ一覧ページに追加・削除できます。追加した記事は、「Myクリップ」メニューからいつでも読むことができます。なお、ご利用にはBiz Clipに会員登録(無料)してログインする必要があります。

 デザイン・シンキングでは、具体的にどのようなことを行うのか。それを知るために、ここではワークショップのセミナーを通じてさらに理解を深めよう。一般社団法人デザイン思考研究所(柏野尊徳・代表理事兼所長)が実施している2日間のコース「本場スタンフォード大学に学ぶ! デザイン思考マスタークラス」に参加し、デザイン・シンキングを疑似体験してみた。

 デザイン・シンキングの手法で知られる米スタンフォード大学の「d.school」のアプローチを、2日間のコースに凝縮したものだ。d.schoolではデザイン・シンキングを「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイプ」「テスト」の5つのステップで考えている。この流れに沿って、実際に考えたり書いたりするなどワークショップの形式で実際に行動しながら学ぶのである。

 2014年9月中旬に東京で開催された同コースには約14人が参加し、4~5人のチームに分かれて受講していた。午前10時から開始し、途中で昼食や休憩を挟んで午後5時まで実施する。メンバーは企業などのリーダークラスが中心。学んだ内容を自社に持ち帰り、デザイン・シンキングの推進役になる人もいる。もちろん全員が初対面であるが、コースを通じてさまざまな議論を重ねるうちに、次第に親近感が出てくるようだ。

 コースでは「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイプ」「テスト」の5つのステップごとに進む。「共感」の中でもいくつかのステップに分かれている。いずれも最初に簡単な説明があり、その後にメンバーたちが議論したり紙に書いたりしながら、チームごとに考え方をまとめていくという流れだ。

ペア・インタビューで「共感」へ…

続きを読むにはログインが必要です

\ かんたん入力で登録完了 /

会員登録3つのメリット!!

  • 最新記事をメールでお知らせ!
  • すべての記事を最後まで読める!
  • ビジネステンプレートを無料ダウンロード!

執筆=日経デザイン編集部 大山 繁樹

【T】

「スキルアップ」人気記事ランキング

連載バックナンバー

ビジネス課題を創造的に解決するデザイン・シンキング

オンラインセミナー動画

  • 新着記事

配信日時

2025年1月10日(金)①14時00分〜15時00分 ②18時00分~19時00分

セキュリティ関連

【京都府警サイバー対策本部登壇!】企業を取り巻くサイバー攻撃の動向と対策