ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2017.06.22
「Amazon Lex」をご存じでしょうか。ネット通販の大手である米Amazonの系列会社「AWS(アマゾンウェブサービス)」が始めた、音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェースを構築するサービスです。
近未来的には、ネットにつながっている家電製品などを音声で操作できるといわれています。こうした未来の生活を可能にするのが、同社の所有するAI(人工知能)です。2017年4月にリリースされ、広く話題となっています。なぜ、このAmazon Lexが話題になっているのか――。「声」の力で、世界が大きく変わる可能性があるからです。
Amazon Lexでできる例をいくつか挙げましょう。
例えば、スマートフォンに話しかけるだけで、クラウド上のスケジュールの調整や、航空券の手配やホテルの予約が可能になります。あるいは、社内システムに「今週最も多く注文をいただいている、現在地点から半径20キロ以内に事務所がある取引先」といった言葉で情報を求めれば、人に依頼したように取得できます。
この「音声認識」が、コンピューター業界には大きな革命なのです。AWSでは、人間とコンピューターを結ぶインターフェースを「3つの世代」に分類しています。第1世代は、パンチカードやメモリーレジスター(計算機)を使って、コンピューターと“対話”した時代です。第2世代が、現代のような、キーボードやマウスなどのデバイスを使って、コンピューターを操作する時代です。
そして、Amazon Lexのように、音声でコンピューターとコミュニケーションを交わすのが、第3世代です。SFドラマ「スタートレック」の中に登場するような、人とコンピューターが対話をする第3世代のインターフェースを、Amazon Lexは提供してくれるというわけです。
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執筆=前田 健二
大学卒業後渡米し飲食ビジネスを立ち上げ、帰国後海運企業、ネットマーケティングベンチャーなどの経営に携わる。2001年より経営コンサルタントとして活動を開始。現在は新規事業立ち上げ支援を行っている。アメリカのビジネスに詳しく、特に3Dプリンター、ロボット、ドローン、IT、医療に関連したビジネスを研究、現地から情報収集している。
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