脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第82回)
ブルーライト対策にはうな重?
公開日:2024.02.28
地球温暖化はさまざまな場面で大きな影響を及ぼしている。ゲリラ豪雨などもその影響の一つだ。気温が上昇することは農産物の収穫を左右するだけでなく、産業構造にも大きな変化をもたらす。中小企業であっても地球上の一員であることに変わりはなく、サステナブルな企業としてCO2削減が求められる。しかし、規模の小さな企業にとってどんなことができるのだろうか。具体的なポイントを考えてみたい。
サステナブルへの対応は、世界的な潮流だ。地球温暖化がもたらす変化は産業構造を変えるだけではない。対応が遅れれば、やがて地球が人類にとって生きづらい星になってしまうことが危惧されている。その主な要因はCO2排出による気温の上昇。まず地球全体でCO2排出量を削減しなければならない。
企業にとっても、CO2削減への取り組みが社会的な要請となりつつある。目標とするCO2削減を実現しなければペナルティーが科されることにもなり、サステナブルであることを求める消費者からは受け入れられず、サプライチェーンからも閉め出されるおそれもある。
逆に、サステナブル企業への進化には多くのメリットがもたらされる。地球に優しい企業として認知されることで、好感度が上がって売り上げ増の結果がもたらされ、ESG経営ができていることで銀行などから好条件で融資が受けられたりする。資本家からも事業継続性が高い企業として評価される。事業規模の小さい中小企業も、同じ事業環境にあると考えるべきだろう。大企業は今後サステナブルであることを取引先にも求めるようになるだろう。安定的な調達ができることがサプライチェーンを構成する企業としての条件だからだ。こうしたビジネス環境の変化の中で、サステナブルな企業であれば優先的に取引してくれる可能性も高まる。
サステナブルな企業へと進化するためのポイントは、まずCO2の排出量の削減にある。CO2を排出しない仕事のやり方を実現することで減らしていく。そしてもう1つのポイントは限りのある地球資源の消費を抑えることだ。例えば、化石燃料を使わないことはCO2削減につながり、森林資源を残すことはCO2を吸収することにもなる。
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=高橋 秀典
【MT】
視点を変えて可能性を広げるITの新活用術