強い会社の着眼点(第19回)
古いルーターはリスクフル!買い替えポイントは?
公開日:2020.06.24
次から次へと出てくる、難解なIT用語。そんなIT初心者の社長にも理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、ノートパソコンやタブレットなどをWi-Fi(ワイファイ)でつなぐときに必要なSSID(エスエスアイディー)だ。
「社長、オフィスでもテレワークでも使えるようにせっかくノートパソコンを入れたので、最新のWi-Fiを社内に導入しませんか」(総務兼IT担当者)
「そのWi-Fiとやらは、何に使うんだ。わが家でも娘たちが入れたいと言っているんだ」(社長)
「Wi-Fiは前にも説明しましたよ(Wi-Fi編)。無線通信です。ノートパソコンに通信ケーブルを差し込まなくても、無線でインターネットに接続できます。今は会社でも家でも、Wi-Fiが便利です。社長が仕事で使っているスマホも、Wi-Fiにつなげられるんですよ。私がSSIDの設定をお手伝いしますから、最新のWi-Fiを入れましょうよ」
「簡単にできるのなら、まず、会社のWi-Fiでやり方を覚えるとするか。もし分からなければ頭の中でSOS無線を出すから助けてくれよ」
「頭の中でSOS?無線はテレパシーではありませんよ……」
オフィスや店舗、家庭のノートパソコンやタブレット、スマホなどの端末を無線通信でネットワークにつなぐWi-Fiの利用が広がっています。ケーブルが必要な有線と違い、Wi-Fiは無線なので、電波の届く範囲であれば端末を自由に移動できます。
そのWi-Fiの無線電波を送受信するアクセスポイント(親機)の存在を、無線端末(子機)に知らせるための識別符号がSSID(Service Set Identifier)です。「abc1234de…」といった英数文字を組み合わせたものです。親機のSSIDとパスワードを子機に設定すれば、親機と子機との間で無線通信ができるのです。
Q SSIDの設定方法を教えてください…
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=山崎 俊明
【MT】
脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」
オフィスWi-Fi導入実態調査2022
働き方改革をはじめ、新型コロナ対応として社員の固定席を設けない「フリーアドレス」のオフィスを導入する企業も増加傾向です。こうした業務形態の浸透に伴い、インターネットや業務システムへのアクセスも無線LAN・オフィスWi-Fiによる接続が一般化しました。オフィス内で進むワイヤレス環境、無線LAN環境整備の実態について調査を行いました。
業務用Wi-Fiを導入する時知っておきたい8つのチェックポイント
業務用Wi-Fiに必要となる性能や機能は、家庭用Wi-Fiとは異なります。導入時に多くのお客さまが疑問に思われる項目を「8つのチェックポイント」としてご紹介します。ご検討の際にぜひお役立てください。
導入する前に知っておきたいWi-Fiを活用した個人経営店の集客戦略
「今さらWi-Fiを導入して、売上なんて上がるの?」「コストかかるだけじゃない?」と考える経営者さまは多いのではないでしょうか。しかし消費者の側からすると店を選ぶ時の基準の一つに、Wi-Fiが使えるかどうかというのは大きなポイントになっています。消費者はなぜここまでWi-Fiにこだわるのか消費者の心理を紐といていきます。