ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2020.10.07
なんでカタカナばかりなんだとグチをこぼしたくなるIT用語。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回も、カタカナIT用語の「シンクライアント」だ。
「社長、わが社もテレワークを利用する社員が増えてきたので、そろそろシンクライアントを導入しませんか」(総務兼IT担当者)
「何、新規の蔵?隠したいものでもあるのか」(社長)
「違いますよ。蔵じゃなくて、シンクライアント。パソコンの中にソフトやデータを入れないので、テレワークでも安全に仕事ができるんです」
「パソコンの中じゃなくて、蔵の中にデータを入れるのか。確かに安全そうだな」
シンクライアントの「シン(Thin)」とは英語の「薄い・やせた」という意味です。パソコンの厚さが「薄い」のではありません。ソフトなどいろんなものが入っている通常のパソコンを“厚い・太った”と表現するとしたら、入っていないパソコンは“薄い・やせた”と表現できるので、シン(Thin)クライアントと呼ばれているのです。
シンクライアントは、基本ソフトやアプリケーション、データなどがパソコン本体になく、パソコン内で最低限の処理のみを行う仕組みをいいます。パソコンの処理に必要なソフトやデータは会社やデータセンターなどに設置されるサーバー内に置かれ、ネットワークを介して利用します。
シンクライアントの仕組みの一例(※)
Q シンクライアントのメリットを教えてください…
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執筆=山崎 俊明
【MT】
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