強い会社の着眼点(第19回)
古いルーターはリスクフル!買い替えポイントは?
公開日:2021.04.27
次から次へと出てくる新しいIT用語。一体、何のことやら頭が痛い。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、会社の安全対策にも役立つ「クラウドカメラ」だ。
「社長、倉庫に取り付けている防犯カメラが故障したので、クラウドカメラに替えませんか」(総務兼IT担当者)
「倉庫の防犯カメラとうちのクラ(蔵)にどんな関係があるんだ。何かたくらんでいるんじゃないか」(社長)
「何もたくらんでいませんよ。クラウドカメラは、防犯カメラの映像をクラウドで保管する新しいサービスです。インターネットを通じてどこからでも映像を確認できます。クラウドカメラなら社長の自宅からも倉庫の様子が見られるんですよ」
「うちの蔵なら歩いて確認に行けばいいだろう」
「ですから蔵じゃないんですよ、って今どき自宅に蔵があるんですか……」
これまで防犯カメラは、オフィスや工場など監視対象の近くに録画装置と監視モニターを設置する方法が一般的でした。問題発生時は録画装置に保存した映像を監視モニターで閲覧していました。クラウドカメラなら、防犯カメラで撮影した映像をクラウド上に保管し、インターネットを介して遠隔で映像を閲覧できます。防犯・監視の目的だけでなく、商品の売り場や工場の生産ラインなどさまざまな用途での導入が広がっています。
現場の録画映像を遠隔で確認できるクラウドカメラ
Q クラウドカメラのメリットは何ですか…
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆=山崎 俊明
【MT】
脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」
個人経営店なら知っておきたい 防犯カメラもクラウドに!安心の枠を超えたビジネス活用事例
インターネット経由で遠隔確認できるクラウド型の防犯カメラは、場所を選ばず現場のカメラ映像を確認できるのが特長で、種類や利用シーンも豊富です。そもそも防犯カメラにはどんな種類・サービスがあり、どのように選べば良いのか、設置するべき業種や使用例、防犯カメラを導入した成功事例も紹介しながら解説します。
ビジネスチャット利用実態調査2022
長期化するコロナ禍への対応や働き方改革の実現に向けて、テレワーク・リモートワークが一般化しつつある中、多様化する社内コミュニケーションの円滑化に向けて変化が生じています。これまでオフィスで日常的に行われていたちょっとした連絡や相談を実現するための「ビジネスチャット」の利用だ。では、実際にビジネスにおけるチャット活用度合いやツール選定はどうなっているのだろうか。その利用状況について調査を行いました。
”顧客に会えない時代”の営業支援ツールガイド
コロナ禍の長期化により、多くの企業が従来の営業スタイルを見直し始めています。顧客との物理的な接触機会を最小限に抑えた営業活動が求められているからです。そのような時代の営業活動に役立つツールを解説します。