ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
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公開日:2022.04.13
略語やカタカナばかりのIT用語。何となく分かったつもりでも、なかなか自信が持てない。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、会社で日常化しているかもしれない「PPAP(ピーピーエーピー)」だ。
「社長、お得意さんからPPAPはもうやめてくれと言われてしまいました」(総務兼IT担当者)
「そうか?ワシあの踊り、好きやぞ。ぺんぱいなっぽーあっぽーぺん♪元気出るやないか」(社長)
「その“ピーピーエーピー”じゃないですよ」(総務兼IT担当者)
「なに、ピーティーエー?子どもたちも学校を出ているし、ワシもPTAの役員や保護者会からはとっくに卒業しているぞ」(社長)
「PTAではなく、PPAPですよ。パスワード付きの暗号ファイルをメールに添付して送る手順をそう言うんです。最近は情報保護の観点から問題になっています」
「保護者会でも最近は情報保護に敏感らしいな」
「ですから保護者会ではないんですよ……」
PPAPは英語の略語のように思えますが、日本生まれの造語です。パスワード付き圧縮・暗号化ファイルを送信する「P」、パスワードを別メールで送信する「P」、暗号化の「A」、その手順(プロトコル)の「P」の頭文字を組み合わせたものです。企業や官公庁などでメールのセキュリティ対策として利用されてきましたが、情報保護の観点から利用を見直す動きが広がっています。
Q PPAPの何が問題なのですか…
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執筆=山崎 俊明
【MT】
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