脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第82回)
ブルーライト対策にはうな重?
公開日:2022.09.14
カタカナだけでなく略語もあって、何のことかさっぱり分からないIT用語。そんなIT初心者の社長にも、分かりやすく理解できるようにITキーワードを解説する本連載。今回は、会社ですでに導入されているかもしれないBYOD(ビーワイオーディー)だ。
「社長、営業部員以外もテレワークでスマホを利用する機会が増えています。そろそろBYODを考えませんか」(総務兼IT担当者)
「何、敏腕OBがどうしたって?最近、再雇用も話題になっているしな」(社長)
「私も再雇用になっても敏腕と言われたい、って、違います。BYODです。個人が所有するスマホやパソコンを業務で使うことです。会社支給の端末利用に比べて購入費用が浮きますし、使い慣れた端末を社員が使うので改めて操作を覚えたりする必要もないんです」
「そんないいことばかりなら、何ですぐに始めないんだ。だが、うまい話には気をつけろとも言うぞ。ワシに分かるように説明しなさい」
BYOD(Bring Your Own Device)は、個人が所有する端末(スマホ、パソコン、タブレットなど)を業務で利用することです。営業活動やテレワークなど社外で仕事をする際に、使い慣れた自分の端末を使います。
ただ、個人所有の端末はセキュリティ対策が十分に行われていない可能性があります。端末の紛失・盗難時のセキュリティ対策は必須です。仕事用とプライベート用でアプリケーションやデータを使い分ける必要もあります。
BYODなら1台の端末で仕事もプライベートも使える
Q BYODと会社支給のスマホの違いは何でしょうか…
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執筆=山崎 俊明
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脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」
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