ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2020.05.13
働き方改革に加え、新型コロナウイルス対策でがぜん企業の関心が高まるテレワーク。従業員が自宅や外出先で、オフィスにいるのと同じように仕事をするのが理想だ。その前提となるのが情報セキュリティの確保。社内に比べて社外で働く場合には、情報セキュリティ対策は脆弱になりがちだ。重要な業務データが漏えいしたとき、「在宅勤務を、急きょ導入したので…」は言い訳にならない。
在宅勤務をはじめ、外部から業務システムを使う場合、不正アクセスやウイルス感染、端末の盗難・紛失などによる情報漏えいといったセキュリティリスクを考慮する必要がある。そうしたリスクを減らす方法の1つとして、社内にあるパソコンやサーバーを外部の端末から操作して業務を行う「リモートアクセス」の活用がある。これなら業務システムを社外の端末で直接使用せず、データも社外の端末には保存しない。
リモートアクセスの代表的な方式は、オフィスにある自分のパソコンをインターネット経由で自宅などの端末から操作・閲覧するものだ。これをリモートデスクトップ方式という。業務システムも、そのまま自宅で利用しながら仕事ができる。作業したファイルは「オフィスのパソコン」に保存され、出勤後もそのまま業務を続けられる。大掛かりなネットワークやシステムの変更も不要なのが特徴だ。それでは、リモートデスクトップ方式の具体的な内容について、NTT西日本グループが提供する「マジックコネクト」を例に説明しよう。
同サービスは、在宅勤務などの際、手元の端末(Windows、Mac、iPhone/iPad、Android、シンクライアント端末)に、オフィスのパソコン(Windowsパソコン、Windowsサーバー)のデスクトップ画面を表示し、操作できるようにする。つまり、オフィスのパソコンで使う業務アプリケーション、社内システム、データをそのまま利用して、普段の業務と同じパソコン環境で仕事ができるようにするサービスだ。
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執筆=山崎 俊明
【M】
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