ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2020.06.17
在宅勤務を行うビジネスパーソンの中で課題なのが、細かいコミュニケーション不足から生まれる孤立感だ。自宅での作業は効率が落ちるとの声もある。そこで役立つのがビジネス用のチャットだ。手軽なコミュニケーションが生産性アップを促す。
オフィス勤務では、職場内コミュニケーションが対面で行える。しかし、テレワークでは電話、メール、Web会議など、対面以外の手段ですべてを賄う。日ごろからこれらのツールを使い慣れていても、細やかな意思疎通には不十分と感じるケースは少なくない。そこで、便利で気軽に使える「チャット」をビジネスでも積極的に活用しようという動きが広がっている。
チャットとは英語で「雑談・おしゃべり」を意味する。もともとはパソコン通信の掲示板で使われていた機能で、リアルタイムでメッセージをやり取りできる便利さから、主に趣味仲間や身近な友人とのコミュニケーションに使われてきた。「メッセージ交換ならメールがあるのでは?」と指摘する向きもあると思うが、メールでは送信のつど名乗りやあいさつが必要な場合も多く、簡潔明瞭にやり取りする感覚では使いづらい面がある。その点チャットは用件をストレートに伝えて返答が得られる。結果的にスムーズな意思疎通が図れるメリットがある。
プライベートなチャットで使われるアプリには「WhatsApp」「Facebook Messenger」「WeChat」などがある。日本では「LINE」が大きな存在感を示している。これらのアプリは特に利用目的を限定していないので、社内連絡用などビジネス用途にも使われる。しかし、上記アプリの多くは無料で簡単に使える半面、ビジネスでの利用にはセキュリティに若干不安を感じる部分があるのも事実だ。「チャットは便利だけれど、仕事で使うには不安」というユーザーに向けて、各社から多彩なビジネス用チャットサービスが提供されている。
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執筆=林 達哉
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