ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2021.07.07
シンプルでスピーディーなコミュニケーションが取れる「チャット」。プライベートだけでなく、ビジネスでも利用できれば業務のコミュニケーションも活性化できる。一方で、個人アカウントで使われているプライベートチャットは、ビジネス利用を前提にしていない。利用する従業員としても、個人アカウントを使って業務連絡を行うのに抵抗を感じる人もいる。プライベートチャットに早朝や深夜の業務連絡が飛び込んできたら、それこそプライベートの妨害になりかねない。
そうした課題を解決して、ビジネスのコミュニケーションを円滑化できるソリューションがビジネスチャットだ。ビジネスチャットの代表例としてNTT西日本が提供する「elgana(エルガナ)」の活用シーンを見ていこう。
elganaは、2020年4月に提供が始まったサービス。NTTグループ内での公式ビジネスチャットとしての利用実績がある。2021年3月22日には、サービス開始から1年をたたずに62万IDを突破した。
elganaは管理者が登録した従業員だけが利用できるクローズドなコミュニケーション環境を提供する。月額無料で使えるフリープランと、IDごとに月額330円(税込み)のベースプランを持つ。無料でも使えるコスト面での訴求も、利用を後押ししている。
すでに多くの企業や団体で利用が進んでいるelganaについて、先進ユーザーの事例からシーン別のメリットが浮かび上がってくる。
例えばある不動産業の企業では、シャドーITによるセキュリティリスクを回避するためにelganaを導入した。導入前はプライベートチャットを業務に使うケースが増えてしまい、会社として情報統制ができないという課題があった。登録した従業員だけが利用でき、コミュニケーションのログを抽出できるといった高度な管理機能を備えたelganaは、まさに課題解決にフィットするサービスだった。シャドーITの排除とコミュニケーションの円滑化という、相反する課題を一挙に解決できたのである。
学校PTAの保護者とのコミュニケーションに活用している例もある。ある高校のPTAでは、LINEを使って保護者と情報共有をしていたが、個人のLINEアカウントを登録したくない保護者が一定数いて、個別の電話連絡を余儀なくされていた。elganaの導入によって、プライベートと切り離されたアカウントによる連絡が可能になり、学校と保護者のコミュニケーションがスムーズにできるようになったという。
また、複数の会員企業とのコミュニケーションが求められる業界団体などでも、業界団体専用のelganaのチャットを使うことで、連絡の円滑化が進んだ事例が出ている。
elganaの活用シーン
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執筆=岩元 直久
【M】
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