ニューノーマル処方箋(第56回)エコカーを導入すると、補助金がもらえる!?

業務課題 資金・経費

公開日:2024.07.31

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<目次>

・飛行機や鉄道に比べると、自動車のCO2排出量はケタ違いに大きい

・エコカーが「200万円引き」で買える!?

・リースにも適用。ただし3~4年は保有し続ける義務あり

飛行機や鉄道に比べると、自動車のCO2排出量はケタ違いに大きい

 日本政府は、2050年までに温室効果ガスの実質的な排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」を掲げており、その実現のためにさまざまな施策を行っています。

 「自動車」も、カーボンニュートラルに向けた取り組みが進む分野の1つです。経済産業省では2035年までに、乗用車の新車販売の100%を電動車とすること、商用車についても2040年までに電動車および脱炭素燃料車を100%とすることをめざしています。

 実は自動車は、CO2排出量が非常に多い乗り物です。国土交通省の2022年度のデータによると、日本における運輸部門のCO2総排出量1億9180万トンのうち、自動車の排出量は1億6456万トンで、全体の85.8%も占めています。航空が970万トン(5.1%)、鉄道が738万トン(3.8%)であることと比べると、文字通り桁違いに大きい数値です。

 ただし、自動車のCO2排出量は徐々に減少しています。例えば自家用乗用車では、2001年度の約1億2500万トンがピークでしたが、2005年度は1億1300万トン、2013年度は1億400万トン、2022年度は8600万トンと、徐々に減りつつあります。

 自動車のCO2排出量が減少している背景には、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車である「エコカー」の普及があります。一般的に自動車はガソリンを動力源としているため、エンジンでガソリンを燃焼する際、どうしてもCO2を発生します。しかし、HV(ハイブリッド車)やPHV(プラグインハイブリッド車)であれば、ガソリンだけでなく、電気でモーターを動かして走行するため、ガソリン車よりも高い燃費性能が期待できます。

 さらにEV(電気自動車)であれば、ガソリンを使用せず、電気だけで運転するため、走行時のCO2排出量をゼロにすることも可能です。同様にFCV(燃料電池自動車)も、水素によって発電した電気で走行するため、同じく走行時のCO2排出量はゼロです。

 これらエコカーが普及すれば、CO2の排出量は現在よりもさらに削減でき、2050年のカーボンニュートラルも夢ではなくなります。

エコカーが「200万円引き」で買える!?…

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