ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2021.12.23
■お悩み
オンライン会議もだいぶ慣れてきて、Zoomでの参加はスムーズにできるようになりました。ところが、最近になって新しい取引先から「Google Meet」でオンライン会議をしたいという話がありました。これはどんなもので、何ができるのか。会議に参加する前の準備などについても教えてください(東京都 A.Tさん)
■お答え
Webブラウザーだけで会議が可能、Zoomなどと同様に使える基本機能
オンライン会議もかなり定着してきて、どう使うと有効か、という活用の仕方も分かってきました。しかし、オンライン会議のツールは企業や人によってさまざまで、なかなか1つには定まらないようです。Zoomがオンライン会議の代名詞のようになっていますが、Microsoft TeamsやシスコシステムズのWebexも多く使われています。こうしたオンライン会議ツールの中の1つが、GoogleのGoogle Meetです。以前は「ハングアウト」という名称で提供していたツールが、現在のGoogle Meetに変わりました。
Google Meetの最大の特徴は、パソコンからの利用ならばアプリをインストールせずとも、Webブラウザーだけですべての機能を利用できることでしょう。ZoomなどでもWebブラウザーから利用することはできますが、数多くの機能のすべては利用できません。きちんと使うには専用アプリをインストールすることが前提で、あくまでもWebブラウザーからは「緊急避難的に」参加することもできる、という印象です。それに対して、Google Meetはパソコン向けにはアプリを提供しておらず、Webブラウザーですべての機能を利用できます。オンライン会議を依頼する際に、「相手にアプリをインストールしてもらう」というハードルがなく、誰が相手でもすぐに使えることは大きなメリットです。
Google Meetはパソコンだけでなく、スマートフォンからも利用できます。ただし、この場合は専用アプリをインストールして利用することになります。Androidスマートフォンならば「Google Playストア」、iPhoneならば「App Store」から、google meetなどのキーワードで探して、インストールしてください。
会議の開催も簡単です。GoogleのGmailをWebブラウザーで使っているならば、画面の左側に「Meet」の項目があり、「会議を新規作成」「会議に参加」といったメニューが表示されています。自分が会議を立ち上げるならば、「会議を新規作成」をクリックして、出来上がった会議のURLを相手に送れば準備は完了。すぐに会議を始められます。
注意するポイントとしては、無料のGoogleアカウントで利用している場合、ホストとして主催した会議は60分までの時間制限があることです。これ以上所要時間がかかる場合は、Googleのビジネスツールスイートである「Google Workspace」(旧G Suite)の有料サービスの利用が必要です。これは主催者側(ホスト)の場合の話。会議に参加するだけならば、Webブラウザーさえあれば時間制限も関係ありませんし、Googleアカウントすらなくても参加可能です。
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執筆=岩元 直久
【TP】
オンライン会議お悩み相談室
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