この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、Excelで表全体を素早く選択するショートカットキーを紹介しよう。
空白なしの表全体を選択する
表内に空白がない場合は最も簡単だ。表内の任意のセルがアクティブになっている状態で、「Ctrl」+「A」キーを押すと、瞬時に表全体を選択できる。マウスのドラッグで選択するより手早くて簡単だ。
表内の任意のセルがアクティブになっている状態で「Ctrl」+「A」キーを押すと、表全体が選択される
表全体が選択された状態でさらに「Ctrl」+「A」キーを押すとシート全体が選択される
ちなみに、「Ctrl」+「Shift」+「:」キーでも表全体を選択できるが、両手を使う必要があるため、筆者はもっぱら「Ctrl」+「A」キーを利用している。「All」の「A」と考えれば覚えやすいという理由もある。表は、罫線がなくても長方形にデータが入力されていれば表と認識して選択される。なお、「Ctrl」+「Shift」+「:」キーの場合は表全体を選択後に再度押してもシート全体は選択されない。
空白ありの表を選択する場合
表中に空白の行や列がある場合は、上記とは少し方法が異なる。
まずは空白行の手前までが選択される
もう一度「Ctrl」+「A」キーを押すとシート全体が選択される
もちろん、空白行より上にアクティブセルがあれば上部だけが選択される。空白列がある場合も同様だ。「Ctrl」+「Shift」+「:」キーの場合は、空白行の手前までが選択されて、それ以降はキーを押しても変化はない。
特殊なパターンもある…
例えば以下のように、ランダムにデータが入っている場合、「Ctrl」+「A」キーでシート全体を選択できない場合もある。
[caption id="attachment_45342" align="aligncenter" width="500"] ランダムにデータが入力されている[/caption]
[caption id="attachment_45350" align="aligncenter" width="500"] 例えばB3セルをアクティブにした状態で「Ctrl」+「A」キーを2回押しても、シート全体が選択できない[/caption]
[caption id="attachment_45355" align="aligncenter" width="500"] C4セルをアクティブにした状態であれば、シート全体が選択できる[/caption]
シート全体が選択できるパターンとできないパターンがあるが、現在のところ法則性は不明だ。このランダムな表に罫線が引かれていると、「Ctrl」+「A」キーを2回押すことでシート全体を選択できる。法則性がないので何とも言えないが、「Ctrl」+「A」キーを2回押してもシート全体を選択できないこともある、ということだけを覚えておこう。そんな場合は、左上の▲をクリックすればよい。
[caption id="attachment_45358" align="aligncenter" width="500"] シート全体の選択なら、マウスでもワンクリックで操作できる[/caption]
◆今回のおさらい◆
[Ctrl]+[A] 表全体を選択する
「Ctrl」+「Shift」+「:」 表全体を選択する
[Ctrl]+[A]を2回 シート全体を選択する
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